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今月は「見栄」について考えてみたいと思います。
一般的に見栄と言うとあまり良い意味では使われません。辞典で「見栄」を引いてみると①見た目・外見・みばえ・みかけ・体裁を 飾る ②人の目を気にして、うわべ・外見を実際よりよく見せようとする態度、とあります。しかし、私は「見栄」は決して悪いことばかりではないと思います。見栄は使いようによっては毒にも薬にもなるのです。では、何故、見栄を張る必要があるのでしょうか。

Ⅰ 理想の自分   >   現実の自分
Ⅱ 理想の自分   =   現実の自分


上記のⅠの算式から見ていきましょう。現実の実力以上に自分を見せたいときに見栄を張ります。この見栄を張ることでマイナスになる人が多くいますが、プラスになる人もいます。
まずはマイナスの人ですが、現実の自分に実力がないために、身の周りを飾ることによって、実力以上に見せようとする人です。高級外車に乗ったり、ブランド物を身に付けたりする人の多くは、このタイプでしょう。自分の理想と現実のギャップをお金で補うのです。現実の自分を高めることをしないので、このごまかしでは永久にギャップは埋まりません。
一方プラスの人は、理想と現実のギャップがあるために、理想に近づけようと自分を高める努力をするのです。自分の実力をあげて、ドンドン理想に近づけていきます。実力がついてくると、次には更に理想の自分を高くしていきます。この繰り返しで、常に現実の自分を高める努力をするのです。理想の自分に近づけるためにお金を使って埋めようとする人と、自分を高める人を比較すると子供と大人位の差が出てくるものです。
次に、上記のⅡの算式の人はどんな人でしょうか。この算式にもマイナスの人とプラスの人がいます。
まずはマイナスの人ですが、現実の自分のレベルが低いために理想も低く、しかも何も努力せず自分のことを卑下している人です。これでは何のために生きているのかがわかりません。
 次にプラスの人は、現実の自分の実力を客観的によくわかっているので、理想も高望みをしないのです。できない自分を素直に認めて、できるようになる努力を惜しまず、順次実力をつけていきます。
Ⅰの算式の人は人の目が気になったり、人前で話すのが苦手な人です。Ⅱの人は決してスピーチが上手だとか人の目が気にならないのではなく、できない自分の実力を知っているので、できるようになるまで努力をしていく素直な心の持ち主なのです。この人になりたいものです。
今日から現実の自分の実力を上げる努力をするか、理想の自分を客観的に見て、自分の実力に合わせて努力するようにしましょう。そうすれば、人の目が気にならなくなり、人前で平気で話せるようになるのです。