新規事業分野への進出

少子高齢化や国内人口減、既存産業の衰退、他社との競争激化、IoTやAI・ビッグデータなどによる新技術の開発等、様々な理由から新規事業分野へ参入を計画する企業が増えています。企業が今後、新規事業分野への進出も含めて方向性を検討する場合には、アンゾフの成長マトリックス(下表)が参考になります。

このマトリックスでは、既存市場と新規市場、既存製品と新規製品の組み合わせの中から、表のような戦略を決めることとなります。

「市場浸透」は、営業人数の増員、広告、現市場での製品販売をより浸透させる方法です。
「製品開発」は、新しい製品を現顧客へ販売したり、新しい機能を付加した製品を販売することで、成長を図る戦略です。ちなみに「製品開発」は、新規事業分野進出では最も多い戦略です。
「市場開発」は、今の製品を新しい市場、例えば他地域や異なるターゲット層へ販売することで成長を図る戦略です。
最後の「多角化」は、今の事業と関連がない全く新しい分野へ進出する戦略です。当然、製品にも市場にも関連がないため、M&A等ですでに経験のある機能を取り込んだり、その分野に精通した人材を採用しない限りリスキーな戦略と言えます。
 新規事業分野で成功するためのポイントの一つは、事業環境変化を分析し、市場規模の大きさや魅力度、成長性がある事業を見つけることです。魅力のある事業が選定できたら、次に自社の強み等がその新規事業分野で十分に活かせるかを検討します。もし、強みを十分に保有していない場合には、他社との提携などを考えることも必要になるかもしれません。強みが活かせると判断した場合には、具体的にその強みを活かす新規事業分野参入計画を作成し、それを運営管理していくことになります。

(MyKomonプロジェクト経営コラムより抜粋しております。これらの情報を実際の意思決定等に利用される場合は、利用者ご自身の判断でお願いいたします)