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今月は「会社の価値」について考えてみたいと思います。
「会社の価値」と言うと色々な価値が想定できます。今回は収益を上げ続ける価値について見ていきます。下記の価値の好循環は日本電産の永守社長の考え方です。

   価値の好循環
1、財務価値を上げる
2、人材価値を上げる
3、収益を上げるための投資をする
4、お客様のニーズに応える

1、財務価値を上げる
まずは利益を上げるためのコスト構造を作り上げます。入ってきた収入の範囲内で支出を抑えれば、必ず収支はプラスとなり、キャッシュは増えていきます。それを止むを得ない理由があるからと言って、収入を超える支出を経常的に支払うので、企業は資金ショートして潰れていきます。財務価値を上げるためには、利益を上げる ⇒ キャッシュが増えるというコスト構造を作り上げるのです。

2、人材価値を上げる
財務価値を上げるために利益を絞り出す努力を通じて、社員の意識や能力が高まって行きます。ここで注意が必要なのは、中小企業には最初から優秀な人材は来ないと思うことです。優秀な人材は大企業に行くものです。利益を出すために知恵を絞り、肉体で汗をかくことによって、並みの社員が優秀な社員へと育っていくのです。将棋でいうと「歩」である並みの社員を「金」にするのです。利益を出して財務も安定したからと言って高い給料で優秀な社員を採用しようなんて思わないことです。
 
1、財務価値を上げる  2、人材価値を上げる の2つをクリアするまでは「ケチケチ作戦」でお金を使わないことです。お金もなく優秀な人材がいないのに多額の投資などを行っても、投資を活用できる社員がいないので、借金が増えるだけで宝の持ち腐れになります。

3、収益を上げるための投資をする
財務価値も上がり人材価値も上がったならば、やっと投資することが出来ます。優秀な人材を使って、自己資金あるいは借金で、新商品開発や新市場開拓に邁進していきます。潤沢な資金を背景に、優秀な人材が新商品開発や新市場開拓をしますので、成功する確率は格段に上がります。

4、お客様のニーズに応える
潤沢な資金を背景に優秀な社員が新商品開発・新市場開拓した後は、優秀な社員がお客様のニーズに応えていきますので、益々利益が出るようになって更に資金も潤沢になり、「1、財務価値を上げる」ことになります。
 
こうして1~4が好循環して企業利益とキャッシュが極大化していきます。
さて、あなたの会社ではこの好循環が出来ていますか?