資金繰りを改善すればいつも安心できる。


「月末・決算が近くなって、そこそこ利益が出る予定なのに、なぜか手元にお金がない!資金がショートしてしまう。なんで?」
「経費を削る努力をしているのにお金が無い・・・なんでだろう?」

そんな話をよく経営者の方からお聞きします。
これは、利益が出ていれば手元に資金があると勘違いをしているからです。つまり、「利益」=「資金」の考えが会社を資金不足にしている原因です。

ホントに怖いのは黒字倒産!


会社は利益を上げる活動を行っていますが、収益・費用の計上と資金の入金・出金のタイミングは必ずしも一致してません。
例えば、商品を現金1,000円で買って、これを1,200円で掛け売上します。利益は200円ですが、この販売の段階で資金はすでにマイナス1,000円です。掛けで売ったことで売上1,200円の収入がまだないのです。利益を上げる活動をしても資金が増えていません。
そのため、代金の回収が後になればなるほど資金不足になってしまい、利益が出ているのに会社が潰れてしまう「黒字倒産」の危険性も出てきます。

資金繰りを改善するためには、利益を生み出すこと。


資金繰りの改善方法にはたくさんありますが、まず行うべき基本は本業の成果である売上と利益を生み出すことです。そのため、売上と原価の関係をまずは考える必要があります。
① 利益を生み出す
平均的な原価率は小売業62%、卸売業80%、製造業は64%~88%とさまざまです。飲食業であれば一般に原価率は30%以内に抑えないと厳しいといわれます。
この段階で、赤字になってしまっては事業の継続は困難になります。
そのためには利益率の高い新商品の開発、仕入先との交渉や仕入先の変更による商品原価の引き下げ、外注先の変更による外注費の引下げなどが必要です。
② 在庫(棚卸資産)を減らす
商品、材料、製品などの棚卸資産の在庫を減らすだけで資金繰りは改善できます。
材料も適正な製品の製造量が決まれば無駄な購入を抑えることができます。
在庫が適正であるかがポイントです。支出を伴う商品の購入の適正発注を行うことが無駄な支出を抑えることに繋がります。
③ 新たな仕入先を検討する
仕入先の検討を定期的に行うことも必要でしょう。
昔馴染みの仕入先からしか購入したことがなく、他の仕入先からの購入単価を知らないということは中小企業では良く聞く話です。仕入単価を改善することで支出は抑えられます。

資金繰りを改善して会社のキャッシュを増やしていきましょう!


商品を販売した代金は、売掛金や受取手形による場合がほとんどですから早期に回収することが大切です。また、代金の回収の期間を考えて経費の支払いはなるべく現金による支出を避けたほうがよいことになります。
つまり、お金を「早く入れて、遅く出す」を努めるだけで、手元に残る資金はまったく変わってきます。そして、その資金を使って新たな投資に充てることで会社が発展していきます。
月末・決算時には売上・利益・資金が潤沢にある会社を目指しましょう。

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