平素は、私どもSMCグループの活動にご協力賜りまして誠にありがとうございます。
今月は「素直」について考えてみたいと思います。
私は人が幸せになるために一番必要なものは素直さだと思っています。ただし、「あの人は素直な人ですね。」と言われる人がすべて素直だとは思っていません。素直な人かどうかは行動を見て判断します。「ハイ!」と良い返事をしても、行動しなければ、口先だけの返事です。逆に返事をしなくても、行動に移せば素直な人だなと思います。

コンサルタントの小宮一慶さんの書籍「なれる最高の自分になる」の中に、素直のスリーステップがあります。

素直のスリーステップ

1.人の話を聞く
2.良いなあと思ったらとにかくやってみる
3.やってみて良かったらずっと続ける

一般的には、人の話をよく聞いてうなずいたり、「ハイ!」と返事をしたりすると、あの人は素直だと言われます。しかし、こういう人は、往々にして返事だけで行動に移しません。返事をしたならば、まずは行動してみることです。そして、行動をしてみて良かったらずっと続けてみる、悪かったら止めればよいのです。そして、この素直のスリーステップを実行している人が、経営者としても成功しているように思います。

素直を徹底すると必ず成功します。また素直でないと大きな弊害が出てきます。折角、人から有意義な話を聞いても、素直さがないと人の知恵を生かすことが出来ません。つまり、人の話を活かせないので、決して自分の能力以上成長することはできません。さらに、折角アドバイスをもらった時、その場では「ハイ!やります」と応えたにも関わらず、結局何もしなければアドバイスした人はだんだんその人にアドバイスをしなくなるでしょう。そして、最後はその人との付き合いを止めてしまうのです。自分の成長のためには素直さは大事なのです。

老子の言葉に「上善水の如し」という言葉があります。この意味は「最上の善は水のように世の中にとって有効であり、しなやかにどんな環境変化にも対応し、いざという時には強力な力を発揮すること」だと私は思っています。この水のような人間に成りたいものです。

この水の特徴ですが、①常に低いところを目指して謙虚に流れていく。人間のように、人を蹴落としてまでも上ばかりを見ていない。(謙虚) ②低いところへ行けば行くほど大きくなって、最後は一番低いところで大海となる。そして、水は環境の変化に伴って柔軟に姿を次々と変えていきます。寒ければ、氷に、霧に、そして、暑ければ水蒸気に、雲になっていく。(器の大きさ) ③さらに万物に利を与えている。生けるものすべては水がなければ生きていけない。そして、水は清く、更に岩をも動かす力も持っている。(社会貢献)

以上の通り、謙虚で器も大きく、社会貢献もしている水は、世の中で最も素直な存在で、人間の目指すべき方向を示しているように思います。