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今さら聞けない融資の基礎①

今さら聞けない融資の基礎①

投稿日:2019年07月21日

更新日:2023年01月06日

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会社に必要となる資金として、商品の仕入代金や給料などの支払いのように経営を行う上で必要となる運転資金と、設備、資産等を購入するための設備資金の2つがあります。

これらの資金を調達する方法としては、経営者の自己資金を会社に入れるか、銀行から融資を受けて資金を調達するかの2つが一般的です。
今回は銀行からの融資の種類について説明します。

融資の種類

融資の種類には大きく分けると4つあります。

  1. 証書貸付
  2. 手形貸付
  3. 当座貸越
  4. 割引手形

4つのうち、どの融資を受けたら良いのでしょう?それぞれの特徴をみていきましょう。
  

ほとんどの業種の中小企業の方が利用できる資金調達方法、日本政策金融公庫からの借り入れ

証書貸付

一般的に「しょうがし」と呼ばれます。
信用証書により融資を受けるものです。金融金額、返済方法、利率等の金融条件を記載した金銭消費貸借契約証書を差し入れて融資を受けます。
3年以上の長期融資となるケースが多く、設備資金や長期運転資金の際に利用されます。

長期に渡って安定した返済が必要ですので、審査も厳しくなります。

また証書貸付にも種類があり、プロパー融資、信用保証協会保証付融資、ビジネスローン等、審査によって融資してくれる証書貸付が変わってきます。

手形貸付


一般的に「てがし」と呼ばれます。
金融機関を受取人とする手形を差し入れて融資を受けるものです。つまり手形貸付の振出人は自社本人になるということです。
融資を受ける額と同額を手形に記載して融資を受け、約束の期日に支払いをします。利息は前払いとなり、融資額から利息を差し引いた額は口座に入金されます。

手形貸付は、貸付期間が1年以内の短期貸出に利用されます。
 
支払期日に返済できない場合には、手形の書き換えを行うことができます。
これを一般的に「手形のジャンプ」といいます。具体的には、新たに先の支払期日の手形と申込書を作成して銀行に提出し、以前の手形の返還をしてもらいます。これにより支払期日が延びることになります。

手形のジャンプを行うことで返済がさらに先延ばしできますので、資金繰りは楽なのかもしれません。ただしこれは業績のよい会社の話です。手形貸付は原則1年以内に返済しなくてはならないのです。再度銀行が貸してくれる保証はありませんので、返済することを考えて借入をして欲しいと思います。

証書貸付、手形貸付を上手に利用しながら、資金調達、利益の確保、そして返済するマネジメントを考えましょう。
経営者お1人で悩まず、一度専門家に相談されることをおススメします。返済の道筋が見えてくると、悩みがクリアになると思いますよ。

SMC税理士法人では、金融機関OBや税理士をはじめ経験豊富なプロが御社の円滑な 資金繰り をサポートいたします。お電話やお問い合わせフォームから相談可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。

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このコラムの著者 : 舩田 卓

1972年愛媛県生まれのA型。 愛媛県立松山商業高校卒業後、東京IT会計専門学校に進学。 在学中に税理士試験を全国最年少20歳で合格。 そのまま専門学校の専任講師となり、税理士試験の受験指導を担当。 22年間務めた講師の道から飛び出しSMC税理士法人に入社。

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