前回までは第一の収入として、売上を中心とした収益についてお話しをしてきました。
今回は第二の収入として、負債の増加についてお話をします。
なんと負債の増加も「収入」なんですよ。

負債とは、会社の借金などマイナスの財産のことです。
銀行から融資を受ける、商品を仕入れた代金が未払いである等、将来に返済の義務があるものが負債です。
一言でいえば負債とは借金です。

借金の代表格は銀行からの借入金ですね。銀行から借入れをすれば資金が増えます。
ですから銀行借入れも収入です。
また、支払手形、買掛金、未払金、未払費用などの増加も収入になります。
これらは商品や物品との引き換えに現金で支払うところを、一定期間後まで支払いを猶予してもらうので、本来出ていく資金が流出しないため、収入と同じ効果を持っています。

借入金や支払手形などの負債が増えるほど、資金は増えることになります。
しかし負債は借金ですから、永久に借金を増やし続けることは不可能です。
そして負債はいつか返済しなければならないので、自ずと限界があります。

金融機関からの借入金

金融機関の種類

金融機関と言っても複数の種類があります。

まずは都市銀行、いわゆるメガバンクです。
都市銀行と付き合うにはハードルが高く、中小企業にはとても難しいです。
しかし金利も低いので、いつかは都市銀行と付き合いたいですね。

続いて地方銀行です。
地方銀行は各都道府県に2~3行位あるでしょうか。
都道府県などのエリアを中心に業務を行っている銀行です。

信用金庫・信用組合も地域を中心に業務を行っている点では地方銀行と同じですが、エリアがもっと狭くなります。
最後が日本政策金融公庫です。
日本政策金融公庫は、国の政策実現を支えるために、創業者や中小零細企業者向けにいろいろな融資制度を用意しています。

では、各金融機関の特徴を比較してみましょう。

上記の表の通り各金融機関の特徴は色々ありますが、どの金融機関が良いというより、中小企業のステージによってお付き合いする金融機関が違うと言った方が良いでしょう。

中小企業はまず、信用金庫からスタートするのが無難です。

そして規模が大きくなるにつれて、地銀、都銀と付き合うようにします。
いつかは都銀をメイン銀行にしたいですね。
借入目的によっては日本政策金融公庫の制度融資も利用すると良いでしょう。

プロパー融資と保証協会

銀行が行う融資には、信用保証協会の保証付融資とプロパー融資の2種類があります。
保証付融資とは信用保証協会を保証人として借入れる融資のことです。
一方プロパー融資は、信用保証協会をはさまずに、直接銀行からお金を借り入れる融資を言います。

信用保証協会の保証付融資は、融資が焦げ付いた時に80%が保証されるため、銀行にとってはリスクが少なく、プロパー融資より借りやすいといえます。
しかし保証協会保証料を支払わなければなりませんので、資金調達コストは高くなります。
中小企業はまず保証付きで借り入れをし、順番に返済して信用をつけながら、業績を向上させてプロパー借入をするようにしましょう。

投稿者プロフィール

曽根 康正
曽根 康正
SMCグループ代表、1959年(昭和34年6月8日)に岐阜県多治見市で生まれる。
「社外重役の立場から専門能力を発揮し中小企業を支援する」
というグループ経営目標のもと、東海エリアにおいてNo.1の会計事務所を目指す。