今回は、「経営理念」と「経営目標」についてお話しします。
なぜ経営計画書が必要なのでしょう。
経営計画書には2つの目的があるのです。

経営計画を作成する一つ目の目的は、過去の記事でもずっと書いてきたとおり、会社のキャッシュを増やし、100年企業になり、会社を未来永劫永遠に発展させるためです。
そして二つ目は、「経理理念」と「経営目標」を実現するためです。

経営理念とは


みなさんの会社にも「経営理念」と「経営目標」があると思います。
しかし「経営理念」と「経営目標」の違いは?と聞かれると、明確に答えられる方は少ないのではないでしょうか。

有名な「経営理念」として、

京セラ:「全従業員の物心両面の幸福(しあわせ)を追求すると同時に、人類、社会の進歩発展に貢献すること」
デンソー:「世界と未来をみつめ新しい価値の創造を通じて人々の幸せに貢献する」

などがあります。
どちらもすばらしい経営理念ですね。やはり「幸福」というキーワードは重要そうです。

それでは、「経営理念」と「経営目標」の違いは何でしょう?

「経営理念とは、追い続けるものであり、達成すべき目標とは違うものである。」

このように考えると分かりやすいと思います。

経営目標とは


一方「経営目標」は達成すべきもの。
先程の京セラの「経営理念」は達成すべきものではなく、追い続けるものですね。

「経営理念」はずっと追い続けるものであるため、経営者にとっては腹に落ちているものであり、経営の意思決定に困ったとき、悩んだとき、そして新たに何かを始めようと思った時に、必ず振り返る必要があるものなのです。
稲盛和夫さんが、JAL再生の際、JALの全従業員に対して「全従業員の物心両面の幸福を追求します。」と宣言された話は有名です。
京セラではなくJALであっても、稲盛和夫さんの根底にあったのは、一つの「経営理念」であったのだと思います。

すべての意思決定の根底にあるもの、ゆるぐことなく永遠に追い続けるもの、これが「経営理念」です。

これに対して、「経営目標」は、達成すべきものです。
達成すべきものですので、具体的であり、客観的に測定できるものである必要があります。

売上目標100億円、 売上高経常利益率10%必達、 全国に100店舗オープン

など、具体的で数値化されており、達成できたか測定しやすいものを考えてみましょう。

如何でしょうか。

経営計画において、「経営理念」と「経営目標」は、計画の根本を支える基本方針です。
じっくり考えて、ワクワクする経営計画書を作成してみて下さい。

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