経営計画を作っていない経営者も多くいますが、中期経営計画や単年度経営計画を作っただけで満足している経営者も同じくらいいらっしゃいます。

経営計画を作成したら実行し、計画(予算)と実績を比較してズレをチェックし、そのズレに対する修正行動を行う。
このPDCAサイクルをまわして計画を達成することが、経営計画書を作成する大切な目的です。
今回は、予算と実績との比較によりズレを把握し、修正行動を取る「予実管理」についてお話ししたいと思います。

予実管理のもっともすぐれているところは、やはり、計画とのズレが一目瞭然であることです。

売上や原価だけでなく、経費そして現預金の残高まで予算と実績を比較しますので、現預金のマイナスの要因が、売上の減少によるものなのか、原価の高騰によるものなのか、また、交際費など経費の使い過ぎによるものなのか一目で分かります。

経営者の中には「計画通りに行かないから計画など作っても仕方がない」と言われる方もいますが、そうではありません。ズレるから良いのです。
また毎月予算実績管理を行うことで、ズレたのが直ぐに分かることが、さらに良いのです。今月のズレに気づけは、翌月修正することが可能です。
1年間営業活動を行った後、決算時に計画とズレたことが分かっても、その期の数字を修正することはできません。しかし毎月のズレを把握することができれば、決算期末までの残りの月数で修正することが可能なのです。

早い段階でズレに気づくことができる仕組み、これが毎月の予実管理のすぐれた点です。

また期末までの計画がありますので、期の途中であっても、このまま計画通り進めばどのくらいの利益で着地することができるか、といった決算予想を常に持ちながら経営ができるので、非常に安心です。

ところが多くの経営者は、日常業務を抱えているため、なかなかこのPDCAサイクルを実践することが困難なようです。
またどんなに優れた経営者であっても、一人でPDCAサイクルを回し続けるのは、強い意志と明確な目標、そして相当な覚悟がないと難しいものです。
こういった場合は外部に人にチェックしてもらう、この方法がもっとも有効です。

毎月予実管理を行い、そこから出てきた課題(修正行動)を実践していくPDCAサイクルを、外部の人にチェックしてもらいながら、ワクワクする計画をぜひ達成して下さい。

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