《現状財産での概算相続税額の算定及び相続・事業承継の生前対策に対する事例》

〔現状財産の確認〕    単位:千円
資産の内訳 価額 相続税評価額

被相続人:65歳、オーナー経営者

相続人 :配偶者・子供2人
(事業承継者は長男42歳)
現金預金 20,000 20,000
貸付債権(自社へ) 28,000 28,000
有価証券(自社株) 4,000 32,000
〃 (上場株式等) 5,000 10,000
不動産(自社工場敷地) 40,000 24,000
〃 (居宅土地建物) 47,000 25,000
生命保険 20,000 5,000
その他 6,000 6,000
合計 170,000 150,000

 ※ 現状では相続税(配偶者税額軽減を法定相続分まで活用)は4,630千円と算定され多額ではないが、承継される事業の業績が順調で、今後、自社株がさらに上昇していくと予想され、生前対策の実行が必要である。

<相続税節税・事業承継対策>

①贈与税の配偶者控除  

婚姻期間20年以上の夫婦間で、居住用不動産を配偶者に贈与した場合には、2,000万円の配偶者控除が受けられるので、今後の財産形成による財産増加を考えると適用することを視野に入れておく必要がある。

②生前贈与を実行  

☆「生前贈与」は、地味であるが着実に効果の上がる相続対策の王道である。

③その他、事業承継を踏まえた生前対策