SMCグループトップ / PDCA成長塾 / 会計事務所PDCA成長塾コラム-10
メールマガジンの登録はこちら

 会計事務所は人が財産です。このことをわかっている会計事務所がどれくらいあるでしょうか?
少なくとも内職先生やお山の大将先生はわかっていないでしょうね。内職先生やお山の大将先生は社員を道具のように思っているのではないでしょうか。
社員のやる気を起こすのはそんなに簡単なことではないでしょう。しかし、私は創業10年を超えたころから退職者が相次ぎ社員の事で試行錯誤していました。当時の私はお山の大将先生だったと思います。だから、社員のやる気はあまり無かったと思います。私がお山の大将先生だったから当たり前でしょうね。
お山の大将先生から脱出したいと思っていた私が気づいたことは社員は使うものではなく、一緒に働く仲間なんだということでした。私も社員もすべてSMCグループの歯車で誰一人欠けても機能しないと思うようになりました。
新入社員は新入社員の役割があり、10年目の幹部はその役割があり、私もトップの歯車としての役割があることに気付いたのです。私のトップとしての役割で最も大事な仕事は社員のやる気を喚起することでした。そして、社員のやる気を喚起するためには承認・任せる・感動・成長の4つが必要であることに気づきました。

 まず、私は社員の意見に耳を傾けることにしました。そこで、個人面談で社員の意見を聞きました。社員の意見を聞くことは社員の存在を認めること即ち承認することです。この承認は社員のやる気を喚起することのスタートです。

 さて、続いて、社員に任せることです。任せるとは本来、所長がやるべきことを所長に代わって社員に仕事をやっていただくことなのです。社員に仕事をやらせるのではないのです。従って、社員が任せられた仕事を完遂できないときの責任は社員にあるのでなく所長にあるのです。会計事務所という組織のすべての責任は所長一人にあるのです。採用も資金調達も申告も調査の責任もすべて所長なのです。所長がいくら責任を社員に押し付けても社員は責任をとれないのです。このことは内職先生やお山の大将先生にはわからないでしょうね。任せるとは社員に仕事を丸投げして結果が悪いと叱ることではないのです。任せるとは任せた仕事を任せられた社員が完遂できることを応援することなのです。もし、社員が任せられた仕事を完遂できなければその責任は所長にあるのです。最後は所長が責任をとってくれるんだと思うと社員は所長に責任を取らせないように仕事を完遂するものなのです。

 続いて、社員を感動させることです。社員を仕事の中で感動させることです。あなたは仕事の中で感動したことはありますか?私はお客様から「あなたがいなかったら私の会社は潰れていた。」「あなたのお陰で会社が良くなった。」と言われた時、本当に感動しました。つまり、自分を必要とされていることがわかると、あるいは人のお役に立っていることを実感すると人は感動するのです。そうであれば、社員にそんな体験をさせてあげることが大切です。

 最後は社員を成長させることです。社員は社員研修などを通じて成長させていく必要があります。内職先生やお山の大将先生は社員は自分で成長すべきだと思っているでしょうが、そんなに社員は簡単に成長しません。会計事務所の社員を成長させるためには税務などの知識をつけさせ、さらにその知識を業務で実践させて成長していくものです。
しかし、ここで間違ってはいけないのが、社員を意図して成長させることは無理なことです。社員は自ら努力したもののみが成長するのです。社員全員を成長させることは無理なのです。
つまり、所長は社員が成長する場の提供が出来るのみです。さらに所長から見て社員が成長していると実感することも大切ですが真に大事なのは社員本人が成長を実感することなのです。

 さて、以上の通り、社員のやる気を喚起するためには、
承認 → 任せる → 感動 → 成長
のステップが必要なのです。