私は開業13年目で経営目標を設定して経営計画も作りました。ところが当初の2年間は作りっ放しで何もしませんでした。この頃は私自身が「内職先生」「お山の大将先生」でしたね。そして、半年ぐらいたって、計画と実績を比較してみると修正不可能なほどズレていました。この2年間で気が付いたことは目標設定をして計画を作っても定期的に計画と実績のズレを把握しないと目標達成はできないことです。当たり前のことですね。計画と実績のズレを毎月チェックしなくて目標達成出来るのであれば、もともと計画は要らないことになってしまいます。ところが経営はそんなに甘くはありません。やはり、計画と実績のズレの把握は必ず毎月チェックする必要があります。

ところが私は最初の頃、この毎月のチェックのモニタリングの重要性がわかっていなかったので日常業務の忙しさに追われてモニタリングをやらない月があったり、毎月10日までにはモニタリングしようと思っていても月の後半にチェックしたりと日常業務よりモニタリングの方が優先順位が下でした。それでも、時々行うモニタリングだけでもそれなりの成果が出ることに驚きました。やはり、モニタリングで計画と実績のズレを把握してズレを修正する修正行動を実行すれば少しずつでも目標へと近づいていきます。時々行うモニタリングでもそれなりに成果が出ることが分かったので、毎月タイムリーにキチンとモニタリングを行えば、必ずもっと成果が出て目標達成へと近づいていくと確信しました。

さて、モニタリングでズレを把握し、様々な修正行動の案からズレを修正するための行動を決定します。ところが修正行動を決定してもなかなか実行に移せません。その最大の理由は日常業務の多忙さにあります。只でさえ日常業務で忙しいのに更に修正行動を実行することは無理やり時間を作らなければできません。やはり、ここでも修正行動が日常業務のより優先順位が低くなってしまいます。しかし、どんなに正確にズレを把握し正しい修正行動を行うと決めても行動に移さなければ決して目標に近づくことはできません。さらに修正行動を行っても、それでズレが修正できるとは限りません。修正できない場合はさらに次の修正行動を決定して行動に移すのです。これを繰り返すことによって、いつか成果にたどり着いてズレを修正できるのです。このような地道な努力で徐々に目標達成へと近づいていくものです。

さて、このモニタリングを更に効果的にする方法があります。モニタリングを外部の力を借りて行うのです。私も外部のコンサルタントと共に毎月10日前後に事務所の幹部と一緒にモニタリングを行っています。このコンサルタントと一緒のモニタリングの効果は必ず決められた日にモニタリングを行うことが出来る、ズレの修正行動の案について外部の目からのアドバイスが頂ける、外部の目があるので忙しいからと言って修正行動を実行しないわけにはいかなくなるなどです。この効果が絶大です。私は開業25年目から5年間、外部のコンサルタントと一緒にモニタリングを行っていますが25年間で達成した売上をこの5年で2倍にすることが出来ました。つまり、5倍のスピードが出たことになります。この外部の力に決してお金を惜しまないことです。でも、三流会計事務所の先生いや「内職先生」「お山の大将先生」には解できないでしょうね。
毎月のモニタリングを外部の力を借りて行う効果は絶大ですよ。

では、次回は「4、所長自らフルパワーで前進すること」をお伝えしますね。