会社経営は資金繰りが命


会社経営において資金繰りほど大事な事項はありません。
どんな高尚な経営理念を掲げようとも、どんな高い目標を設定したとしても、お金がなければ何も実現できません。仕入もできませんし、人を採用することもできません。様々な経費を使うことも設備投資も借入返済も何もできないのです。更には自分の役員報酬すらもらえず、ただ働きになってしまうこともあるのです。
聞こえは良くありませんが、会社経営は「お金」がすべてなのです。
「お金がすべて」という言葉を日本人はとても嫌いますが、「経営=お金の遣り繰り」すなわち「資金繰り」と言っても過言ではありません。
資金繰りに失敗すると企業は倒産してしまうのです。

資金繰りを改善するために 収益と収入の違いを理解しよう


まず、収益と収入の違いについて見ていきたいと思います。

収益の代表格は売上です。しかし、売上自体は収益なのですが収入ではないのです。収入となるためには、売掛金や受取手形などが回収されて現金化される必要があります。ただ、これは単なる時間的なズレだけにすぎません。ところが収益ではないけれど収入になるものがあります。代表格が借入れです。借入金は負債、つまり借金なのです。借金をすれば当然お金が入ってくるので収入なのです。
更に、資産を売却してもお金が入ってきますので収入です。車を売る、ゴルフ会員権を売るなども収入です。また貸付金の回収も収入です。さて収入の正体が大体わかってきました。
収入はザックリ言って、下記の算式にまとめることが出来ます。

算式:収入=収益+負債の増加+資産の減少(売却・回収)

収入を増やす方法


①収益の増加

代表格の売上増加のポイントは、一に利益額を極大化すること、二に受取手形や売掛金の回収を早くして資金を増やすこと、です。

②負債の増加
負債の増加は収入を増やしますが、収益のように単に増やせば良いというものではなく、バランスを考える必要があります。例えば、借入金は必ず返済が伴いますので、自社の実力に合った返済余力を考えて借入をしなければいけません。借入金は返済期間を長くします。
また仕入に関しても、前払いや現金払いよりも、仕入れてから一定期間後に支払う買掛金や未払金、未払費用を利用します。この支払いサイトが長ければ長いほどお金が増えます。これらの負債は、お金を増やすというより、お金を減らすことを遅らせる効果を持っています。

③資産の減少
受取手形の減少、売掛金の減少、貸付金の減少のことを回収すると言います。回収したわけですから、お金は当然増えることになります。受取手形や売掛金の回収サイトを短くすればするほど、お金は増えることになります。
また、土地・建物、車両・ゴルフ会員権などのうち、不要なものがあれば売却し資金化してお金を増やすべきです。

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