資金繰り表を作りながらチェックすべきこと②

資金繰り表を作りながらチェックすべきこと②

資金繰り表は自社の資金を適切に保つためのツールにすぎません。資金繰りのポイントは、適切に代金回収、支払、調達、が行えているかどうかです。
今回は「支払」において実施するべき点をいくつか列挙します。資金繰り表を作成しながらチェックしてみてくださいね。

1. 取引先ごとの支払日を把握していますか?

材料仕入決済や外注費支払など、取引には必ず相手方企業とのお金のやり取りが存在します。契約書の有無に関わらず、その会社と取引交渉する際にお金の支払い方法について取り決めをするはずです。
多くは「○○日締め○○日払い」といった自社ルールに合わせて支払いをしますが、すべてがこうした企業ばかりではないでしょう。
そのため「どこに何の代金をいついくら払うのか」を把握しておかなければ、適切な資金繰り管理はできません。


コロナウィルス下における資金繰りの手引き~融資編~

支払日に資金が足りない、ということにならないように注意します。

2. 請求書の到着遅れはありませんか?

通常、請求書が届いてから支払いをするケースが大半でしょう。自社ルールの締め日に間に合ったものはルール通り、間に合わなかったものは次の支払日に支払う、という形が多いかと思います。
中にはルーズな企業もあり、なかなか請求書が送られてこないこともあります。
請求書が来なくても、注文書や請書で概ねの支払い金額は分かっているはずですが、請求書の到着遅れがあると支払予定がずれることになります。

そうした支払いも資金繰り表には反映させて、確実に払うものは払えるように資金の準備をしましょう。

3. 締め日・ 支払日のルールをしっかり運用していますか?

請求書到着が締め日より少し遅れただけだから今回は通常通りに払ってあげよう、なんて対応をしていませんか?それを繰り返しているとそのお取引企業にとってはそれが当たり前になってしまい、将来のトラブルの原因にもなりかねません。
お互いに合意したルールで適切に運用しましょう。

それがお互いの信用につながります。

4. 請求された金額は正しいですか?

送られてきた請求書金額が正しいかどうかチェックを入れるのは、事務管理の基本中の基本ですが、間違っていないだろうという前提で支払ってしまう企業もよくいらっしゃいます。
支払った後でミスが発覚すると、多く払ってしまったのであればその差分を戻してもらい、少なければ差分を払う、という余計な行為が発生しますし、その分を資金繰り表にも反映させないといけません。

請求書の金額をミスしたほうが悪いという考え方では、円滑な事務管理、資金管理は困難でしょう。

5. 口座引落しの種類と日にちを把握していますか?

企業活動においても口座引落しで支払うものが多くなってきています。口座振替でも請求金額が間違っていないか確認は必要ですが、口座引落日に確実に引き落とされるようにすることが資金繰りにおいて必要です。
特に銀行借入金の返済は重要です。残高不足で口座引落しできなかったという事実を軽く考えてはいけません。
支払が遅れることが続くようであればルーズな会社と認識され、信用力を徐々に失っていくでしょう。
これは他の口座振替でも同様です。自動で引き落としされるからと言って悠長に構えていてはいけません

当たり前の話ですが引落予定日にきちんと引き落としされるのが会社の信用力を保つ基本です。

いかがでしたでしょうか?今後は電子マネーで支払うといったことも増えていくでしょう。
支払い手段は多様化していて、普段何気なく行っている取引も一歩間違えば自社の資金繰りに重大な悪影響を与えるばかりか、自社の信用力に大きな傷をつけることにもなりかねません。

資金繰り管理の一環として適切な支払いを確実に行えるようにしましょう。

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