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半年前の売上がまだ入金されていない?売上と入金を管理する帳簿、売掛管理表の付け方

2018年09月15日

  • 経理

売上げただけではお金は入ってきません。
入金されて初めて会社のキャッシュとなります。
ところがこの当たり前のことが出来ていない会社が少なくありません。

また、見えないサービスに対する対価を請求しにくかったり、見えない相手に対する支払いの請求をしなかったりと、こうした例は数多くあります。
これを回避することが出来るのが、売上と入金の管理をする帳簿、すなわち売掛管理表なのです。

取引先が少ないうちは管理する数が限られていますので、入金の有無は直ぐに分かります。ところが、30件を超えたあたりから、「あれ?あの会社から入金されていたっけ?」という状態が増えてきます。
特に社長がお1人で営業も集金もしている会社だと、どうしても「売上を上げる」ことに尽力しがち。

更に「ネット販売で後払い」という取引だと、管理しきれなくなっている会社が実際にありました。

売掛管理表をきちんとつけている会社、或いは請求のシステムがきちんとなされている会社は、先月末で入金されていない取引先、今月入金された取引先、今月売上があった取引先、そして未入金を合わせた請求をしなければならない取引先が、一覧で分かるようになっています。
もちろん未入金の取引先が分かるだけではなく、請求することが大事なのは言うまでもありません。

早速、この売掛管理表のポイントを見ていきましょう。

①前月の売掛残高

上記山田商店は、前月に123,000円の売掛残高があります。
今月はこの売掛金を集金することが、会社の重要な役割です。
おそらく前月に請求書をお送りしているわけですから、当月に入金がなされなければ、きちんと連絡をして入金してもらうことです。

これがポイント!

②当月の入金状況

入金は現金だけでなく、さまざまな入金方法で処理されます。
例えば山田商店は振込手数料を差し引かれて入金されていますので、その処理も必要です。また「売上値引き」「手形入金」「小切手入金」「支払と相殺」という処理もあるかもしれません。

これを売掛管理表に記載することです。

そして鈴木工務店のように、請求金額より少ない金額しか入金されなかった場合は、きちんとその取引先に連絡することです。
もちろん多すぎたときも然り。
請求金額と違う入金であれば確認をする、これも重要なポイントです!

③当月の売上

売上げたら請求する、請求したら入金を確認する。
これが会社の取引です。
したがって、当月の売上をきちんと請求すること。

請求金額が間違っていたら信用に関わりますので、当月の売上金額を確認する、これが当月売上のポイントです。

④当月の売掛残高

おそらく一番大切なポイントがこれです。
当月の売掛金の残高を知らない経営者が多すぎます。
そして売掛金の残高が正しいのかどうかを知らない方も多い。

前月の売掛金で入金されていない取引先はないか、ここで直ぐに分かります。
当月の入金と売上をしっかり見て、未入金先にきちんと連絡してください。

売掛金は請求しなければどんどん後回しにされてしまうものです。
しつこく請求して、正しい取引の対価をいただく、すなわちキャッシュを大切にする体質をつけていきましょう。

PROFILE

菱刈 満里子

菱刈 満里子

大学卒業後、大手証券会社、文部科学省研究室秘書等を経験後SMC税理士法人に入社。 会計・税務業務に13年間携わった後、経営計画を中心とした未来経営に軸足を移す。 のべ150社以上の経営計画を作成、経営支援を行っている。

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