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支払手形はペナルティが大きすぎるので即刻辞めるべき

2019年10月06日

  • 経営

今回は支払手形についてお話ししたいと思います。
支払手形とは仕入代金を支払うために振り出した支払義務を表示する手形債務のことを言います。これは、商品やサービスなどを仕入れた対価として、仕入先に代金支払いのために振り出した手形のことを指します。

支払手形の特徴は、簡単に振り出すことができる反面、支払をしなかった場合のペナルティも大きくなることです。支払手形は支払期日までに全額支払いをしなければ手形は不渡りとなります。

6か月以内に2度不渡りを出すと銀行取引停止となります。銀行取引停止となれば実質的には商売はできませんので倒産するしかありません。このペナルティはあまりにも大き過ぎます。

それも仕方がないのです。支払手形は銀行の了解をいちいち取り付けなくても莫大な金額が資金調達できる最も安易で楽な資金調達方法なので、ペナルティが大きくても当たり前です。損得苦楽経営の申し子のような資金調達手段なのです。

損得苦楽経営ではなく理念経営を目指す中小企業経営者に、私は必ず支払手形の発行は止めましょうと言い続けてきました。更に支払手形の発行を止めるためのアドバイスも多くしてきました。過去に100社以上の中小企業に支払手形の発行を止めさせてきました。


私は今までお客様である中小企業経営者を自殺で2人亡くしています。当然、キャッシュが減少して、資金繰りに窮して自殺されたわけですが、2人とも支払手形を発行している会社でした。さらに高級外車に乗っていましたね。

支払手形を発行していると、支払期日には待ったなしで全額支払資金を用意しなければなりません。できなければ倒産です。亡くなったお二人はこの倒産の恐怖に負けて自殺されたと思っています。支払手形を発行していなければ、キャッシュが用意できなくても買掛金や未払金は一定期間であれば「待った」が効くでしょう。ところが支払手形はそれが全く効かない最も危険な債務なのです。

支払手形は、資金調達自体が簡単な分、ペナルティが大きすぎるので、即刻辞めるべきです。支払手形を発行している経営者は、ぬるま湯に浸かった三流アホ経営者に私には見えます。さらにそういう経営者に支払手形の発行を止めましょうというと提案すると、端から「そんなの無理です。」と何も考えずに答えるアホばかりです。

特に二代目・三代目にこのタイプが多いですね。昨今の中小企業に厳しい経営環境において、支払手形を切っている会社は早晩潰れていくことでしょう。

PROFILE

曽根 康正

曽根 康正

SMCグループ代表、1959年(昭和34年6月8日)に岐阜県多治見市で生まれる。 「社外重役の立場から専門能力を発揮し中小企業を支援する」 というグループ経営目標のもと、東海エリアにおいてNo.1の会計事務所を目指す。

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