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資金繰りを改善し会社にお金を残す秘訣

2019年12月22日

  • 経営

資金繰りが悪くなる理由、資金繰りを改善する方法をお伝えしておりますが、今回のコラムでは
売上を上げる以外でのキャッシュの増やし方をご紹介しましょう。

数値で観るキャッシュを増やす3つのヒケツ

キャッシュを増やす手段で、最も優れた方法は利益を出すことです。
このため企業は、売上だけではなく利益を出し続けなくてはいけません。
しかし利益を出し続けることは難しく、キャッシュが減り資金繰りが悪化する場合もあります。

或いは「これ以上銀行から借入ができない。」「借入の元金返済額が多すぎてキャッシュの流出が大きい。」等が重なると、さらにキャッシュが厳しくなることもあります。

では、どうすれば良いのでしょう。
売上を上げ、利益を出し続けること以外にもキャッシュを増やす方法があるのです。
その方法を3つご紹介しましょう。

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粗利の高い商品へシフトしてキャッシュを増やす

年間2億円の売上があったとします。
商品別に売上を区分すると、下記のような構成になりました

A商品 売上1億2,000万円  原価8,000万円  粗利4,000万円(粗利率33.3%)
B商品 売上6,000万円  原価3,600万円  粗利2,400万円(粗利率40%)
C商品 売上2,000万円  原価 800万円   粗利 1,200万円(粗利率60%)

A商品は、当社の主力商品で年間売上の60%を締めます。
C商品は、売上は少ないですが、最も原価の低い商品です。
キャッシュを増やすためにはどの商品に力を入れたらよいでしょうか?

現状のままで十分に利益が出ており、キャッシュも十分であればこのまま事業を拡大すれば良いのですが、現状のままでは利益が出にくくキャッシュが厳しいということであれば、思い切って粗利の低いA商品を捨て、粗利の高いC商品の売上を伸ばすことに力を入れるべきです。

主力商品を捨て、売上を拡大できるか分からない商品にシフトすることは勇気の要る事ですが、売上の規模より粗利率にこだわった経営は大変重要です。

A商品 売上6,000万円  原価4,000万円  粗利2,000万円(粗利率33.3%)
B商品 売上4,000万円  原価2,400万円  粗利1,600万円(粗利率40%)
C商品 売上1億円   原価 4,000万円   粗利 6,000万円(粗利率60%)

いかがでしょう。商品の売上構成を変え、粗利の高い商品にシフトすることにより、粗利が2,000万円増えました。言い換えるとキャッシュが2,000万円増えたわけです。

主力商品を入れ替えてC商品の売上を上げていくためには、相当な努力が要ります。それでもA商品を売上げるのに費やしていたチカラをC商品の販売に移していくことで、不可能なことではありません。諦めることなくチャレンジしていくことで、新しい道が見えてくるかもしれません。

キャッシュを増やす3つの方法、残りの2つは次回のコラムでご紹介しましょう。

PROFILE

舩田 卓

舩田 卓

1972年愛媛県生まれのA型。 愛媛県立松山商業高校卒業後、東京IT会計専門学校に進学。 在学中に税理士試験を全国最年少20歳で合格。 そのまま専門学校の専任講師となり、税理士試験の受験指導を担当。 22年間務めた講師の道から飛び出しSMC税理士法人に入社。

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