TOP>経営のヒケツ>資金繰り表を作りながらチェックすべきこと その①

資金繰り表を作りながらチェックすべきこと その①

2020年04月12日

  • 経営

資金繰り表は、資金を適切に保つためのツールにすぎません。
資金繰りのポイントは、適切に代金回収、支払、調達、が行えているかどうかです。
今回は代金回収において実施するべき点をいくつか列挙します。資金繰り表を作成しながらチェックしてみてくださいね。

1.取引相手の信用度をチェックしていますか?

当然ですが、仕事はお金を回収して初めて完結します。仕事をしたのにお金がもらえなかったら、まさに骨折り損のくたびれ儲け、資金繰りも苦しくなります。ということは確実に代金を払ってくれる取引先でないといけませんし、そもそも相手にお金が支払える信用力があることが必要です。特に新しい取引先と仕事を始めるときは、相手の信用力を確認しましょう。

ところが、この確認を十分に行っていない企業が多く、そのため取り込み詐欺にあったりします。取り込み詐欺にあうと途端に資金繰りは苦しくなります。適正な資金繰りの第一歩は取引相手の信用調査です。東京商工リサーチなどで信用調査ができればベストですが、難しいようであれば、HPを探す、所在地を訪れる、商業登記簿謄本を取ってみる、などで相手に事業実態があるかどうかを調べられます。

できる限りのことを行ったうえで、確実に支払いしてくれる相手と取引をしましょう。

2.仕事が完了したら即請求書を発行していますか?

仕事が忙しいからと言って請求書発行を後回しにしていませんか。請求書が届かなければ相手はお金を払ってくれません。請求書の発行が遅れることは、自ら事業のキャッシュインを先延ばしにしていることと等しいです。それは自分で資金繰りを厳しくしていることと一緒ですよね。

仕事が完了したら即請求書を発行し相手へ届けるという当たり前のことを当たり前に行うことが、自社の資金繰りを助けることになります。

3.売上の入金予定日を把握していますか?

請求書を発行したからといって相手が必ず払ってくれるとは限りません。またいつまでに払うのかはっきりしないのをいいことに、支払を先延ばしにされることもあります。請求書に支払期日を指定するのは当然ですし、その期日もきちんと把握しておくことも必要です。それがわからないと資金繰り表の入金予定すら立ちませんからね。

4.入金予定日に入金状況をチェックしていますか?

入金予定日が来る都度、こまめに入金チェックを行いましょう。いまや売上回収の大半は振込ですから、通帳の動きをみて入金されているかどうかチェックを行うことが多いと思います。毎回通帳記入のために銀行へ行くのは面倒だから月初めにまとめてやっている、という方は要注意です。

気が付いたら取引相手が行方不明になった、もっとはやく入金状況を確認しておけば・・・、なんてことになりかねません。銀行へ通帳記入に行くのが面倒であればインターネットバンキングを利用しましょう。多くはパソコンでリアルタイムに入出金状況がわかるはずです。

資金繰り管理という点でもリアルタイムで実際のお金の残高が把握できるにこしたことはありません。いつでも入金確認できるような体制を作りましょう。

5.未入金の方にすぐ連絡をとっていますか?

入金状況をチェックして指定の期日に入金がされていないと気づいたら、相手方とすぐ連絡をとっていますか?そのうち入れてくれるだろうなんて甘い考えでは、資金繰りに困る可能性が大です。もし資金繰りに困っているような取引先だとしたら、しつこく連絡をしてくる先から払っていく心理に陥ることが多いです。

期日に入金されていないとわかったら、すぐに連絡を取るようにしましょう。

6.入金できない方と回収方法を交渉していますか?

入金のなかった方と連絡がついたら、支払ってもらう方法について交渉しましょう。その際にはあいまいな取り決めをしないように気をつけるべきです。どうやっていつまでにいくら支払うのか確実に約束させないといけません。そして約束した期日の前日には連絡を入れ、再度念押しして確実に支払ってもらうようにしましょう。

相手が払ってくれなければ自分の資金繰りが厳しくなるのですから、払ってくれない相手に対して厳しく対応するのは当然です。ただし、厳しくしすぎると相手は逃げてしまうかもしれませんから注意していください。

いかがでしたでしょうか?
普段何気にやっている取引も、一歩間違えば自社の資金繰りに重大な悪影響を与えかねません。代金回収は適切かつ確実に行えるようにしましょう。

あなたの会社、本当に大丈夫か診断しませんか?
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
【第4弾】金融機関OBの資金繰り適正度チェック表
https://www.smc-g.co.jp/smccashacademy/blog/report/

PROFILE

小川弘郎

小川弘郎

中小企業診断士 金融機関OB 20年勤務した金融機関在籍時には融資担当や企業改善支援担当を歴任、融資現場における多数の経営支援や事業再生の実践経験を持つ。会計業界に転身後は経営計画に基づく経営サポートを行っている。経営戦略、経営管理、資金繰りが専門。

関連記事

お問い合わせ

オンライン相談

オンライン相談 受付中 詳しくはコチラ

税理士切り替えをお考えの方 こちらをクリック