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ストラック図で逆算。いくら利益を出せば良いか教えます。その①

2020年10月18日

  • 経営

今回から数回にわたり、ストラック図を使った単年度経営計画の逆算についてお話ししていきます。イメージ図で見られるので、分かりやすくて面白いですよ。

先日、A株式会社の単年度計画作成のお手伝いをしました。A株式会社は、毎年利益はでるものの、1年間に返済する借入の金額が大きく資金繰りに苦労されている会社です。
単年度計画作成は3回目ということで作成自体は慣れてきており、お客様自身で次のようなストラック図を作ってきました。
(金額は実際の数字ではありません)

A株式会社の決算は10月末ですので、単年度計画は毎年10月初旬に作成しています。このため上記ストラック図は、今期の予測をもとに作ったものです。

ストラック図とは

「ストラック図って何?」という方のために、少し説明をしておきましょう。
ストラック図は、損益計算書をイメージしやすいボックスに表し、分析ツールとして使用できるすぐれた図です。

左端の売上から順番に金額を埋めていきます。
「売上」1億円から「変動費(仕入と外注費)」6,000万円をマイナスしたものが「限界利益」で、4,000万円です。

限界利益率

売上のうち、限界利益の占める割合が「限界利益率」です。とても重要な比率なので4,000万円の下に40%と書いておきます。

次に、限界利益4,000万円を3つに分けていきます。
一つ目が人件費2,000万円、二つ目がその他経費1,500万円、3つ目が利益500万円です。
上記のうち人件費2,000万円とその他経費1,500万円の合計が「固定費」です。

変動費と固定費はどう違うのか。売上の増減に合わせて変動する仕入と外注費が「変動費」、それ以外の経費がすべて「固定費」です。

給与分配率

もう一つ重要な比率をメモしておきましょう。
それが給与分配率です。限界利益4,000万円のうち人件費2,000万円の占める割合、つまり50%が給与分配率です。とても重要なので、人件費2,000万円の下にメモしておきましょう。

これでストラック図の完成です。
「売上」から「変動費」を差し引くと「限界利益」が残り、その「限界利益」から「固定費」を差し引くと「税引前当期利益」になります。
イメージしやすいですね。

このストラック図にキャッシュの動きを追加したのが今回のストラック図です。
次回はキャッシュの部分について説明していきます。楽しみにして下さいね。

PROFILE

浅田 和利

浅田 和利

SMCグループ (株)会計ファクトリー 代表取締役 1968年大阪府生まれのB型 東京・千葉の会計事務所を経て、2008年SMCグループに入社。 先行経営(MAS監査)を通じてお客様の経営支援を行っている。

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