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資金繰りを圧倒的に改善するキャッシュを増やす方法①「負債を増やす」

2018年06月29日

  • 経営

キャッシュを増やすためにはどうすればよいのか、考えてもなかなか良いアイデアが出ず、困っている人が多いのではないでしょうか。

日々、資金繰りを気にする必要がある経営者にとって、この悩みは一生ついてまわります。

今日は、そのキャッシュを増やすにはどのようなアクションを起こす必要があるかを、財務の観点から、前半と後半に分けてお話しします。

会社のキャッシュを増やす行動は3つ!

皆さんは、「会社のキャッシュを増やそう!」と考えた時に、思い浮かぶものは何でしょうか?売り上げをあげることでしょうか?
売り上げをあげることは確かに大切な事ですが、それだけでは会社のキャッシュを増やすことはできません。
キャッシュを増やすしくみをもう少し掘り下げて実践することで、会社はより健全に発展することができます。

結論からお話ししますと、会社のキャッシュを増やす行動は、以下の3つです。

1、負債を増加させる。
2、資本金を増加させる。
3、利益を生み出す。

用途や目的によって、キャッシュを増加させる方法は変化します。それぞれの方法について見ていきましょう。

負債を増加させる


負債とは、債務です。マイナスの財産を指します。たとえば以下のようなことを指します。

・銀行から融資を受けた場合
・モノやサービスを受けたが代金が未払の状態の場合
・リース契約を締結した場合
・法人が支払うべき代金を役員が立替えた場合

などです。
今は払わなくてもいいけれども、将来には支払わなければいけないものを指します。
これらは一見してキャッシュが出ていってしまうと思われがちな行動ですが、実はキャッシュを増加させています。

負債を増加させてキャッシュを増やす行動として一番わかりやすいものは、「銀行から融資を受けた場合」ではないでしょうか。

この行動は、キャッシュに直結しています。お金が足りなくてどうしようもない時は、銀行からお金を借りませんか?借りた金額を将来にわたって返済する義務が発生しますが、足りないお金を埋めることができます。

わかりづらいものとしては、「モノやサービスを受けたが代金が未払の状態の場合」や「リース契約を締結した場合」、「法人が支払うべき代金を役員が立替えた場合」などです。
これらも、キャッシュを増加させています。

いつのキャッシュを増加させているか、これがポイントです。

代金が未払の場合とはどのような状態でしょうか?リースを契約したら、どうなりますか?役員が支払いを立替えたら?・・・
これらは、現在のキャッシュを増加させているのです。
本来は現金で支払って得られるものですが、支払っていないのに使うことができるのです。

たとえば、通帳に30万円の残高があり、25万円の商品を仕入れたとしましょう。

この場合、現金で支払った場合、通帳の残高は5万円です。
しかし、掛けの場合の通帳残高は30万円です。掛けで仕入れたことによって、25万円分、現在使用できるキャッシュが増加したのです。

リースや役員が代金立替を行った場合も同じ考え方です。結果として、現在のキャッシュが増加しているのです。

ただし、負債の増加によるキャッシュの増加は、不健全な状態です。特に、支払手形の発行は絶対にやめましょう。
とても危険です。

負債を増加させることが必ずしも悪いことではありません。必要に応じて、節度を持って、計画的に増減させることを心掛けましょう。

いかがでしたでしょうか?今回は、キャッシュを増加させる行動3つのうち、「①負債を増加させる場合」について見てまいりました。

次回は残りの2つ、「②資本金を増加させる場合」と「③利益を生み出す場合」についてお話ししていきたいと思います。

PROFILE

菱刈 満里子

菱刈 満里子

大学卒業後、大手証券会社、文部科学省研究室秘書等を経験後SMC税理士法人に入社。 会計・税務業務に13年間携わった後、経営計画を中心とした未来経営に軸足を移す。 のべ150社以上の経営計画を作成、経営支援を行っている。

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