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資金繰りを圧倒的に改善するキャッシュを増やす方法②「資本金を増加させる、利益を生み出す」

2018年06月29日

  • 経営

キャッシュを増やすためにはどうすればよいのか、その方法について2回に分けてお話しております。
キャッシュを増やすためには3種類の行動があります。

①負債を増加させる。
②資本金を増加させる。
③利益を生み出す。

前回では「①負債を増加させる」ことについてお話ししましたので、この回では「②資本金を増加させる」と「③利益を生み出す」ことについて見ていきましょう。

前回の内容が気になる人はコチラのURLからご参照ください。
資金繰りを圧倒的に改善するキャッシュを増やす方法①「負債を増やす」
https://www.smc-g.co.jp/smccashacademy/blog/archives/415/

資本金を増加させる

資本金と聞いて何を思い浮かべますか?
おそらく、開業するときに支払った現金、ビジネス開始のための元入金、元手金ではないかと思います。
その通りです。資本金とは、出資者(オーナー)から受けた出資の金額を指します。

つまり資本金を増加させるという事は、出資を受けることを指します。
株主を通して出資を受け、キャッシュを増加させる。これが、資本金を増加させる方法です。

この方法は簡単にキャッシュを増やすことができますが、限定されます。
上場会社であれば一般公募ができますが、中小規模の会社の場合は一般公募ができません。
その場合の資本金の増加は、出資者を探す必要があります。

繰り返し気軽に利用できる方法ではないことを覚えておきましょう。
また、財務会計の概念フレームワークでは「株主資本とは、純資産のうち報告主体の所有者である株主(連結財務諸表の場合には親会社株主)に帰属する部分をいう。」と定義されています。

株主資本とは、資本金を含めた言葉です。
資本金の金額は、最終的に株主に帰属することを忘れないでおきましょう。

利益を生み出す


前回の冒頭に、売上をあげるだけではキャッシュを増やすことはできないことをお話ししました。
その理由はここにあります。
売上をあげるのではなく、利益を生み出す必要があるのです。

もし、売上をあげた時にキャッシュが増えるとしたならば、売上が少ない小さな会社は、キャッシュが増えないことになります。
大きな会社はそれだけ売上が出ますので、キャッシュが増えることになります。
その原理が成り立つのならば、大きな会社は常に安定し、キャッシュに一切困らなくなります。

実際はどうでしょうか。
キャッシュに困っている大きな会社はたくさんあり、逆に規模が小さくても、キャッシュは問題ない会社も存在します。
これは、その会社の利益が関係しているからです。

利益は、当期の収益が費用を超えた時に、その超えた分が利益になります。
費用とは、収益に連動する費用だけを指していません。
会社を運営する上での、すべての費用を指します。

会社の備品、会社で購入している雑誌、振込手数料など、すべてです。
たとえば、そのすべての費用が収益を超えた場合、その年の業績は損失です。
キャッシュがそのマイナスの金額分、減少します。

利益が出たならば、その金額分キャッシュが増えることになります。

利益は、決算書の損益計算書に載っている「当期純利益」を見ることで分かります。
経営者であれば、最終利益である当期純利益はご覧になってはいらっしゃいますよね。
会社の利益がどれだけ生み出されているか、数値で知ることができます。

売上をあげるだけでなく、費用を最小限にすることを心掛けましょう。
そうすることでキャッシュは増加していきます。シンプルですが、この方法が会社を健全にする最善の近道です。

まとめ

キャッシュが増加する仕組みを理解できましたか?キャッシュは会社にとって血液です。
キャッシュが無ければ運営できません。
特に利益を出すことにこだわりましょう。

無駄な節税で、キャッシュを減らしてはいけません。

また決算書では、過去にどれだけの利益が生み出されたかを知ることができる場所があります。
貸借対照表の純資産の部の金額をご確認ください。
金額が沢山残っている場合は、今までにそれだけの利益を残したことになり、キャッシュも多くなっているはずです。

逆に、金額がマイナスになっている場合は、負債に頼ってキャッシュを生み出しているはずです。
その金額が、会社を立ち上げてから現在までに貯めてきた利益です。

また、通帳を見て残高が少ないと感じた時は、決算書を確認しましょう。
決算書は会社のカルテです。
キャッシュを増やす糸口が、必ずその中に載っています。

時には計画的に負債を増加させ、時には資本金を増加させ、常に利益を求めていきましょう。
そうすることでキャッシュを増やすことができます。
見ても原因が分からない時は、お付き合いしている会計事務所に質問してみましょう。

そして原因を絞り込めた後、利益を出す行動に移すのは、会計事務所ではなく経営者の一番重要な役割です。

PROFILE

菱刈 満里子

菱刈 満里子

大学卒業後、大手証券会社、文部科学省研究室秘書等を経験後SMC税理士法人に入社。 会計・税務業務に13年間携わった後、経営計画を中心とした未来経営に軸足を移す。 のべ150社以上の経営計画を作成、経営支援を行っている。

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