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資金繰りを改善する売上計画その③売上の回収について

2018年09月29日

  • 経営

売上の戦略ばかりに目が行きがちですが、資金繰りを考えたとき、売上の他にも大切なことがあります。
それはその売上げたお金を回収することです。

売上の回収で最も優れているのは「前受金」をいただくこと、商品やサービスを提供する前にお金をいただいてしまうのです。
エステの回数券やプロ野球のシーズン券などがそれに当たります。
これらの前受金をいただくことが出来るのは、商品力があるとかサービスに差別化が出来ているなど、強いサービスや商品だからこそできることですね。

次に回収が早いのは、商品サービスの提供と引き換えに現金をいただくことです。
飲食店や小売店がこれに当たります。

次の方法は、掛けで商品サービスを提供することです。
まとめて買っていただいたり、定期的に買っていただくと、その場その場で決済することが面倒であったりリスクがあったりするので、商品サービス提供後に締日を設けて回収をすることになります。

しかし商品力や取引先との力関係で、回収サイトが異なってきます。
商品力や取引先との力関係が弱いと、回収サイトがドンドン伸びていくこともなりかねません。最悪の場合、月末締めの翌月末払い、さらに120日手形で回収となると、商品サービス提供から現金化するまでに半年近くかかってしまうことになります。

中小企業の三流アホ経営者に「回収サイトを縮めましょうよ」と提案すると、端から無理と諦めてしまいます。
コツコツと交渉したり、新規の取引から条件を変えてみたり等、地道な努力をすれば徐々に回収サイトは短くなるものです。
是非、トライしてみてくださいね。


特に回収サイトが長ければ長いほど取引先倒産による損害が大きくなります。
個人的な意見ですが、世の中から手形がなくなると、ビジネスはもっとシンプルになり、リスクも少なくなると思います。
私は30年以上の会計事務所経験で、多くの中小企業に支払手形の発行を止める指導をしてきました。

かなりのノウハウがありますので、手形を止めたいと思ったらいつでも私に相談してくださいね。

また売上以外の収益と言えば、受取利息、受取配当金、株式売却、不動産売却などがあります。
更に土地建物を貸して得る受取賃貸料や、国や地方公共団体から受け取る補助金や助成金などもあります。
これらの収益は不労所得なので、可能な限り多くしたいものですね。

最後になりますが収益はもともと会計上の処理科目であります。
いくら収益を計上しても回収が出来なければ一円のお金になりません。
収益は現金預金として回収して、初めて価値があります。経営者として、売上という収益だけではなく、現金預金として回収することにも強く拘っていただきたいと思います。

PROFILE

曽根 康正

曽根 康正

SMCグループ代表、1959年(昭和34年6月8日)に岐阜県多治見市で生まれる。 「社外重役の立場から専門能力を発揮し中小企業を支援する」 というグループ経営目標のもと、東海エリアにおいてNo.1の会計事務所を目指す。

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