TOP>経営のヒケツ>資産の減少により資金が増加するという資金繰り方法

資産の減少により資金が増加するという資金繰り方法

2018年11月10日

  • 経営

資産の減少により資金が増加するという資金繰り方法。
まずは棚卸資産、つまり在庫について見ていきましょう。

在庫を増やそうとすると、商品の購入のために資金が少なくなってしまいます。
逆に在庫が少なくなれば資金は増えますが、在庫が少なすぎることで、商品の在庫切れになって販売の機会を失うことにもなりかねません。
在庫が過大でもなく不足でもない、つまり適正在庫を持つことが理想ですが、その適正在庫をどのように算定するかが難しいものです。

在庫金額は経営者の考え方ひとつで大きく変わります。
売上至上主義の三流アホ経営者ほど在庫が増えます。資金より売上が重要なのです。
一方、資金を重視する経営者ほど在庫が少なる傾向にあります。

とは言っても、販売予測の狂いなどによって過剰在庫になることもあります。


その時に迅速に在庫削減の対策を打てる優秀な経営者と、何も手を打たない三流経営者がいます。

適正在庫は、販売の機会損失をしないようにしながら在庫削減をする限界値といえます。適正在庫については、在庫回転率などを使用して算定すると良いでしょう。

在庫を少なくすれば資金は潤沢になります。理想的には、受注をしてから仕入をしたり製造を開始したりすることができれば、極限まで在庫を減らすことができますね。
全く動きがない滞留在庫や販売できないような不良在庫を作らないことが一番重要ですが、それでも発生してしまったら、迅速に処分することです。

次が有形固定資産です。
有形固定資産には、建物・建物付属設備・構築物・機械装置・工具器具部品・車両運搬具などがあります。いずれも多額の資金を投入して購入したものばかりです。当然、有形固定資産が多ければ、購入に資金が必要になりますから資金は減っています。

それでも有形固定資産を購入する、つまり設備投資をするのは、投資した設備を活用して収益を生み出すためです。
例えば、建物に設備投資するのは、工場を建てて新製品を製造するとか、倉庫を建てて商品・製品を保管して出荷するとか、マンション・アパートを建てて賃貸するとかの、収益向上あるいはコスト削減に貢献するためです。

機械装置への投資も同様です。機械装置に設備投資することで新製品を作ったり、生産効率を向上させたり、製造方法を変更したりするなど、やはり収益向上かコスト削減に貢献する目的での投資です。

今回は、資産の減少により資金が増加するという資金繰り方法として、在庫や固定資産(建物、機械装置)をご紹介しました。
いよいよ次回は車両運搬具。強運会計士が吠えます!

PROFILE

曽根 康正

曽根 康正

SMCグループ代表、1959年(昭和34年6月8日)に岐阜県多治見市で生まれる。 「社外重役の立場から専門能力を発揮し中小企業を支援する」 というグループ経営目標のもと、東海エリアにおいてNo.1の会計事務所を目指す。

関連記事

お問い合わせ

オンライン相談

オンライン相談 受付中 詳しくはコチラ

税理士切り替えをお考えの方 こちらをクリック