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支払手形を辞めるには「必ず止めるんだ」という強い意思が必要です

2019年12月01日

  • 経営

支払手形のリスクやその止め方についてお伝えしております
止め方については、

①支払方法を徐々に減らしていく方法
②銀行借入をして支払手形を止める方法
③定期預金を増やして一気に支払手形を止める方法

がありましたが、今回のコラムでは私の経験で実際に支払手形を止めた会社の事例をご紹介しましょう。

<K社の事例>


K社は年商20億円の下請け製造業です。現在は4代目が経営をしています。
支払手形の残高は2億円強ありました。
私が社長に上記の②の方法の借入をして支払手形を一気に無くす方法を提案しました。

すると、経理をやっている社長のお母さんに猛反対をされて頓挫しました。急遽上記③の方法に切り替えて定期預金を増やし、一気に支払手形を止める方法にしました。
K社の利益は2千万円程度、減価償却費が4千万円程度ありました。
毎年4千万円程度の設備投資を継続しても、定期預金は年間2千万円程度を増やすことができます。
定期預金を2千万円ずつ積んでいけば、10年後には2億円になり晴れて支払手形が無くなる予定でした。

ところが4年ほど経過したときにリーマンショックが起き、売上が半分以下になってしまいました。
売上は下がりましたが、支払手形の残高も8千万円を下回っています。
定期預金の残高は8千万円ありましたから、この時がチャンスとばかりに一気に支払手形を無くすことができました。

さらに、支払手形ではなく現金でお支払いをすることで、仕入の値引き交渉もし、粗利を上げることもできました。支払手形をやめられ、粗利率の改善もできて、まさに一石二鳥でした。

<M社の事例>

M社は無借金経営の会社でした。
M社のボンボン三流アホ経営者は「自社は銀行借入がなく無借金経営だ」と自慢していました。
ところが3億円の支払手形残高があったのです。おめでたい超三流アホ絵経営者です。

こんなM社に3億円の銀行借入をして一気に3億円の支払手形を一気に無くす提案をしました。
彼はこの提案を素直に受け入れ、3億円の借入れをして一気に支払手形を無くしました。
この借入金の金額が大きかったため、返済期間は5年ではなく7年返済としました。借入金は約定通り7年間で返済でき、支払手形も無くすことができました。

支払手形を止めるためには前述の3つの方法が考えられますが、いずれの方法を選択するにしても、確実にやめるための前提が2つあります。

まず第1に「必ず支払手形を止めるんだ」という強い意思決定が必要です。

第2に支払手形を止めるためには様々な困難が発生しますが、決して諦めないことです。

最も危険な負債である支払手形の発行は必ず止めましょうね。
もし、不安であれば「キャッシュを増やす塾」に参加して、指導を仰ぎましょう。
確実に支払手形を止めさせてあげられますよ?

PROFILE

曽根 康正

曽根 康正

SMCグループ代表、1959年(昭和34年6月8日)に岐阜県多治見市で生まれる。 「社外重役の立場から専門能力を発揮し中小企業を支援する」 というグループ経営目標のもと、東海エリアにおいてNo.1の会計事務所を目指す。

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