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資金ショートする社長、キャッシュが溜まる社長

2019年09月01日

  • 経営

昔、「金持ち父さん、貧乏父さん」という本が全世界で1,000万部も売れました。「お金を活かす」という考え方です。経営者も調達したお金をどう運用して経営をするか、という点で共通します。
前回のコラムで資金ショートする社長の特徴をご覧いただきましたが、今回はキャッシュが溜まる社長を見てみましょう。

【キャッシュが溜まる社長の特徴】
1.なぜ企業が利益を出さなくてはいけないのかを知っている。
2.売上高の10%の利益を残すことを常に考える。
3.予めリスクをシミュレーションする。
4.税金を払うことを厭わない。
5.大きなお金が入っても使わない。
6.小さなお金も大切にする。
7.使うときは大きく使える。
8.会社のお金を個人のために使わない。
9.借入がない。
10.仕入先、外注を大切にする。

1の「なぜ利益を出さなくてはいけないのか?」は、皆さんならお分かりですよね?
コラムの中で何度も書いてきましたが、会社の命であるキャッシュを調達する一番健全な方法だからです。

上記は何かの根拠があるわけでもなく、私がお会いした経営者を思い浮かべて書いたものです。実はこんな会社、あんまり見たことはありません。でも時々こうした発言をされる経営者にお会いします。過去、偉大な経営者の方々もおそらくそうだったのでしょう。

一番驚いたのは、55期の建設業の方でした。繰越利益が5億5千万円程あります。つまり創業から55年、税金を支払った後の当期利益を継続して1,000万円出してきたということです。そして現預金として5億5千万円ありました。借入はもちろんありません。大きなお金が動く建設業ですよ!?
そして外注費率が他社と比べて高い、労働分配率が高い。この点についてお聞きすると、「外注さんのおかげで仕事ができていますから。」「社員には平均年収600万円を維持したいのです。」とのお答え。

当然離職率は低く、技術と経験が積み上がっていきます。

そして交際費がとても少ない。
これに対しては「私が飲み食いしたものを会社から出すわけにはいきません。役員報酬をいただいていますから、そちらで十分賄えます。」

ビジネスモデルで成功している人はともかく、キャッシュが溜まる社長になるには、一朝一夕では難しいと思います。

それでも上記の10項目の中で出来ることは沢山あります。利益を出す意味を知り、売上の10%を残す経営計画を考えて実行し、仕入先や外注先を大切にし、そして何よりキャッシュを大切にする。私たちはこうした支援をしています。

最後に、「金持ち父さん」の名言をご紹介しましょう。

明日やりたいと思っていることを今日することだ。
人生に一番害のある言葉は「明日」だ。
この言葉を一番多く使うのは、貧乏な人、成功しない人、不幸な人、不健康な人なのだ。

さあ、今日からご自分の行動を変え、その行動を止めないでいきましょう!

PROFILE

菱刈 満里子

菱刈 満里子

大学卒業後、大手証券会社、文部科学省研究室秘書等を経験後SMC税理士法人に入社。 会計・税務業務に13年間携わった後、経営計画を中心とした未来経営に軸足を移す。 のべ150社以上の経営計画を作成、経営支援を行っている。

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