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経営計画を作る目的は?

2020年06月07日

  • 経営

経営計画作成の目的は?

経営計画をつくる目的はなんでしょう?
一つは「経営理念や経営目的を達成するため」。これは経営者であれば重要な目的だと思います。
他には「今以上に利益を出すため」「利益を出し続けるため」と思われている経営者が案外多くいるように思います。

会社経営において利益を出し続けることは非常に重要です。赤字経営が3年続けば、おそらくその会社のビジネスモデルが成り立っておらず、そこから再構築していくか、早めに会社をたたむ準備をした方が良いでしょう。この意思決定をするひとつの基準が利益であることは間違いありません。

中小企業の場合、上場企業のように「新商品への投資も大きいが資金は潤沢にあり、3年間は市場に受け入れられる準備期間なので、大きな赤字も計画通り」というわけにはいきません。毎年利益を出し続ける経営をしなければ、存続すること自体が困難なのです。このため経営計画を作る目的が「利益を出すこと、利益を出し続けること」になってしまうようです。

利益って見たことある?

みなさんは利益というものを実際に見たことがありますか?
現金は見たことがあっても、利益を実際に見たことがある人はいないと思います。なぜなら現金は実在しても利益は実在しないからです。この実在しない利益を出すことを経営計画の目的にしているので、実感がなく絵に描いた餅になってしまうのです。

経営計画の目的は、利益を出すことではない

経営計画を作成する目的は、利益を出すことではありません。「利益を出し、キャッシュを増やすこと」。これが経営計画の目的なのです。
さらに言えば、キャッシュを増やし、増やしたキャッシュを投資し、投資したことにより、さらに大きなキャッシュを生む。このサイクルを数値化したものが経営計画なのです。

キャッシュを増やす手段

キャッシュを増やす手段は3つあります。
一つ目は借入です。借金によってキャッシュを増やすことはできます。しかし、無限に借りることはできませんし、もちろん返済も必要です。
二つ目は出資です。ところが上場企業と違い、中小企業の場合、出資するのは経営者自身か親族ぐらいでしょう。返済の必要はありませんが、やはり無限にキャッシュを増やすことはできません。
そして、三つ目が利益です。経営によって生みだされた利益であれば、無限にキャッシュを増やすことができ、もちろん返済の必要もありません。

上記3つの資金調達方法のうち最も優れているのは、間違いなく利益を出すことなのです。

企業が利益を出し続けなければいけないのは、キャッシュを増やす最もすぐれた手段が利益を出すことだからです。

利益を出すことは手段であって目的ではないことをしっかり意識して、未来永劫続いていく企業に成長して下さい。

PROFILE

浅田 和利

浅田 和利

SMCグループ (株)会計ファクトリー 代表取締役 1968年大阪府生まれのB型 東京・千葉の会計事務所を経て、2008年SMCグループに入社。 先行経営(MAS監査)を通じてお客様の経営支援を行っている。

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