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弁護士が見たキャッシュを増やすヒケツ~契約管理の重要性

2019年09月08日

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企業の倒産のきっかけとなってしまう未収金。
これを回避するために、中小企業は「与信管理」と「契約管理」をすることが大切です。
今回は契約管理についてお話していきましょう。

契約書を作る!

契約管理では、どのような内容の契約を締結したのかを形に残しておくことにつきます。
まずは契約書を作成すること、そして契約書によって債権未回収の危険性が低くなるようにすることが重要です。

取引先に対して契約書を作成している中小企業はどれぐらいあるでしょうか?
簡単な注文書や注文請書を、メールやファックスで行っている会社が殆どではないでしょうか。

「うちは継続的契約だから、契約書は必要ない」という社長さんも多いですが、継続的契約であるからこそ、むしろ基本契約書が必要なのです。

では単発取引なら要らないのでしょうか?いえ単発取引であるからこそ契約書が必要なのです。
継続的取引であろうが単発取引であろうが、どちらも契約書が必要なのです。

契約書を読む!

基本契約書を整えている会社もありますが、大概は相手方が作った契約書にそのままハンコをついたものが多いです。
「ここにこんなことが書いてありますが、御社に不利ですよ。大丈夫ですか?」と尋ねると、「えー!そんなこと書いているの?ちゃんと読んでなかった。」と答えます。

ちゃんとどころか、恐らく全く読んでいないのでしょう。
債権回収を弁護士に依頼したときに、初めて自分に不利な契約条項に気がつくという経営者も非常に多い。契約書を読んでいないのです。

弁護士へ丸投げも危険!


「顧問弁護士に任せているから大丈夫。」という経営者もよくいます。
基本的に弁護士は経営判断には立ち入りません。契約内容に違法性があるかどうかについては意見を言いますが、経営上不利かどうかまでは判断しかねます。
契約書のチェックを弁護士に丸投げしているからと言って安心してはいけないのです。弁護士は社長が契約書に目を通していることを前

提に、基本的に違法性の有無のみを監査しているだけであると考えてください。

相手方からもらった契約書を読まずに、そのまま弁護士にチェックを依頼するのではなく、熟読した上で、ここはどのようなリスクがあるのか、ここは自分に不利ではないかという、具体的な質問をしないと、なかなかまともな回答は返ってきません。

さらに具体的な質問をしても、「それは経営判断なので御社が選択してください。」といわれるケースも多いです。

契約管理について、もう一度繰り返します。

①単発取引でも継続的取引でも、まずは契約書を作成すること。
そして契約書によって債権未回収の危険性が低くなるようにすること
②弁護士に任せるだけでなく、自ら取引先との契約書は必ず読むこと

早速、御社の契約書を見直してみませんか。

PROFILE

白木智巳

白木智巳

ロータックス法律会計事務所 代表弁護士 昭和45年12月生まれ(いて座のA型)•大阪府豊中市出身 平成元年 • 大阪府立豊中高校卒業(豊陵会41期) 平成6年 • 同志社大学経済学部卒業 平成14年 • 弁護士登録(大阪弁護士会)(修習期55期) 平成19年 • 中国留学(上海復旦大学)・上海協力法律事務所で執務(現日本法顧問) 平成22年 • 白木法律事務所開設 • 桃山学院大学大学院 経営学研究科 講師(平成27年まで) • 独立行政法人 中小企業基盤整備機構 国際化支援アドバイザー就任 • 大阪商工会議所 国際部 中国ビジネス支援室 外部相談員 • 京都企業支援ネットワーク 中国法分野相談担当 平成24年 • 近畿税理士会へ税理士登録 • 白木法律会計事務所に名称変更 平成28年 • ロータックス法律会計事務所へ名称変更

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