TOP>経営のヒケツ>一番簡単な決算書の読み方①

一番簡単な決算書の読み方①

2020年03月22日

  • トレンド

1.私の読み方

平成14年に私が弁護士になった当時、担当する事件の多くが破産事件であり、破産に至った経緯を裁判所に報告するという業務を行っていました。司法試験に合格したものの、それまで会計の勉強もしたことがなく、決算書は難しいものであるとの思い込みもあって、当時は非常に往生した記憶があります。

会計についての解説書を買ってきては手当たり次第に読みましたが、どうも専門用語が多くて、わかったような、わからないような、もやもやした気がしていました。

勤務先の事務所には過去の破産事件の記録があるので、それを参考にして、とりあえずの経過を説明しようとしますが、どうもしっくりきません。「どうしてこの会社は倒産するに至ったのか?」、自分で納得したことを報告書に記載したいのですが、どうもよくわからないのです。
 
そこで今回からのシリーズで、倒産の原因を理解するためにはどうしたらいいのか、自分なりに苦労した決算書の読み方を説明したいと思います。

倒産の原因がわかれば、それを避けるように経営すれば倒産しませんし、倒産会社と全く逆の経営をすれば儲かる会社になると思います。

決算書の読み方がわからない経営者の方も多いと思いますので、参考になれば幸甚です。

2.決算書は誰のために作るのか

決算書は誰のために作成するのかということが色々な本に載っております。投資家のため、債権者のため、等と説明されていますが、中小企業の決算書を投資家が見るはずもなく、どれもピンときません。

あくまで私見ですが、現状の決算書は税務署の税金の計算のためであると思います。

要するに経営者が経営を行うために作成されるものではありません。ですから経営者にとっては見にくいのです。
税金を徴収する税務署からすると、損益計算書の税引前当期利益に税率をかけると税金額の計算が簡単にできます。しかし、経営者が会社の経営状態を把握するには不便です。

貸借対照表は決算日の財産状況、損益計算書は1年間の経営成績が分かります。

損益計算書には、売上、仕入原価、売上総利益、販売管理費、営業利益、経常利益、税引前当期利益、当期利益の順に記載されています。

一方貸借対照表には、左側に資産、右側には負債と資本金や利益剰余金が載っています。

しかし決算書は多くの情報が抽象的に記載されており、どれが大切なのかわからないというのが、弁護士になりたて当時の私の印象でした。皆さんも同じではないでしょうか?

次回のコラムから具体的な決算書の見方を説明していきます。
お楽しみに・・・。

あなたの会社、本当に大丈夫か診断しませんか?
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
【第4弾】金融機関OBの資金繰り適正度チェック表
https://www.smc-g.co.jp/smccashacademy/blog/report/

PROFILE

白木智巳

白木智巳

ロータックス法律会計事務所 代表弁護士 昭和45年12月生まれ(いて座のA型)•大阪府豊中市出身 平成元年 • 大阪府立豊中高校卒業(豊陵会41期) 平成6年 • 同志社大学経済学部卒業 平成14年 • 弁護士登録(大阪弁護士会)(修習期55期) 平成19年 • 中国留学(上海復旦大学)・上海協力法律事務所で執務(現日本法顧問) 平成22年 • 白木法律事務所開設 • 桃山学院大学大学院 経営学研究科 講師(平成27年まで) • 独立行政法人 中小企業基盤整備機構 国際化支援アドバイザー就任 • 大阪商工会議所 国際部 中国ビジネス支援室 外部相談員 • 京都企業支援ネットワーク 中国法分野相談担当 平成24年 • 近畿税理士会へ税理士登録 • 白木法律会計事務所に名称変更 平成28年 • ロータックス法律会計事務所へ名称変更

関連記事

お問い合わせ

オンライン相談

オンライン相談 受付中 詳しくはコチラ

税理士切り替えをお考えの方 こちらをクリック