帳簿をきちんとつけなくてはいけないことはよく分かっているけど、やっぱり忙しくて・・・。
という人に、超カンタンな帳簿をお伝えしましょう。
ただしこの方法は確定申告のときに便利なだけで、経営に役立てるものではありません。

確定申告の青色申告決算書の損益計算書は、売上、原価、経費で成り立っています。
さらに裏面は月別の売上、仕入、給料賃金を記載する欄があります。
つまり申告だけの帳簿なら、この項目を埋められる数字さえあれば、青色申告の損益計算書が整います。
(減価償却費の計算は、会計事務所や税務署に相談することをおススメします。)

毎月の売上だけ集計する

 どんなズホラな経営者でも、さすがに売上だけは把握していらっしゃるでしょう。
ということで、毎月の売上をエクセルにまとめます

毎月の仕入を集計する

 売上と同時に、商品仕入れ、外注費も集計します。
これで大よその売上と原価が完成します。

人件費を集計する

 給料を出していらっしゃる事業主であれば、必ず控えがあると思います。
毎月の給料計算の控えや、年末調整のときに作成した源泉徴収簿を利用すればカンタンですね。

経費を集計する

 青色申告決算書に記載する経費は、水道光熱費、通信費、消耗品費、保険料、広告宣伝費、接待交際費、旅費交通費、租税公課、雑費などがあります。
手元にある領収書や引落請求書等を、これらの科目に分けてホチキスで綴じ、それを集計します。
要するに、青色申告決算書に記載した数字の根拠が分かるようにしておくのです。

科目の振り分けで注意するのは、租税公課と保険料、諸会費、そして交際費のうち香典やお祝い等の出費です。これらの科目には消費税がかからないため、消費税の申告をする際に除外しなければなりません。こちらも会計事務所や税務署でご相談ください。

手元の残高を記録する

大よその損益計算書の数字がまとまったら、次に必要なのは貸借対照表の数字です。
貸借対照表の数字は、12月31日の金額をまとめておくだけです。
 ①現金、預金の残高
 ②売掛金・未収入金の残高
 ③棚卸資産(在庫)の残高
 ③買掛金・未払金の残高
 ④借入金の残高
を調べましょう。

ここまで整えておけば、会計事務所や税務署で申告をお願いするだけで済みます。
繰り返して言いますが、この帳簿は経営の役には立ちません。
私たちがお伝えしたいのは、帳簿をつけて、利益を残して、キャッシュを増やすことです。
くれぐれも確定申告用駆け込み帳簿は卒業しましょう。

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