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経理担当者が辞めてしまったら・・・

経理業務をブラックボックスにしてはいけません

投稿日:2020年03月15日

更新日:2023年01月06日

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中小企業の悩みの一つが「経理担当者」です。
始めたばかりは社長が自ら経理事務を行い、上手くいけば奥様、少しずつ規模が大きくなれば経理事務を雇うことも出来るでしょう。

お付き合いしている中小企業さんで一番経理が滞りなく進むのが、ベテランの経理事務の方がいらっしゃる会社です。きちんとした奥様が帳簿をつけているケースも安心です。この経理担当者が安心なのは、

①経理事務を専門業務としていること(期限を守れる、急な経理対応ができる)
②辞めないこと

だからでしょう。
 一方、こうした責任感のある頼れる経理担当者が辞めてしまうリスクがあることも否めません。
奥様であれば、ご出産や介護で業務から離れることも考えられます。
こんな場合は「経理代行」や「経理派遣」を利用することも一案です。いずれも経理業務を代行してもらうわけですから、素人の人ではなく経理専門業務をしている方にお願いします。
 
「経理代行」はその会社の経理業務を代行すること、つまり売掛金、買掛金の管理や給与計算、請求書発行・郵送等の業務を代行します。会計ソフトに入力していた作業を代行する「記帳代行」もあります。代行ですので、従来の経理担当者の場合と同様、最終確認をしていただく必要はあります。

一方「経理派遣」は作業を代行するのではなく、代行できる人を派遣します。したがってその人に指示をして頂かなくてはいけません。もちろん素人ではなく経理専門の方が派遣されます。派遣の場合は期間や出社日数等も契約します。会社に来てくれるので安心ですが、一般的に経理代行よりも高額になる傾向があります。

経理作業をお願いするなら「経理代行」、経理を代行できる人に来て欲しいなら「経理派遣」でしょうか。
いずれも、代行する人が入れ変わっても引き継ぎをしてくれますので、経理担当者が辞めるたびに経理業務が滞ってしまう、というリスクは避けられそうです。経理専門ということで会計事務所が請け負ってくれるケースも多いです。会計税務の顧問をお願いしている事務所に相談されてはいかがでしょうか。

またこれを機会に経理を見直してみるのも良いかもしれません。手書きで行っていた作業をエクセルの書類に移行できるチャンスです。

経理部門は会社の経営を管理するのですから、信用できる人が担っていることでしょう。また営業や現場の片手間で出来ることでもありません。また何かあっても引き継げるよう、経理マニュアルを整えておかれることをお勧めします。マニュアルに基づいた引き継ぎ、経理代行への委託、派遣社員への指導などがスムーズに行えるのではないでしょうか。経理業務をブラックボックスにしないことです。

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このコラムの著者 : 菱刈 満里子

大学卒業後、大手証券会社、文部科学省研究室秘書等を経験後SMC税理士法人に入社。 会計・税務業務に13年間携わった後、経営計画を中心とした未来経営に軸足を移す。 のべ150社以上の経営計画を作成、経営支援を行っている。

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