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松下幸之助氏の有名な「ダム式経営」のお話し

2019年08月04日

  • 経営

経営者は給与や経費など毎月多くの支払いをします。今月の売上が少なくても同じように支払いがあります。借入金があれば、その返済もしなくてはいけません。
また恒常的な支払いの他に、賞与、税金、保険等の特別な支払い、修理や故障等による突発的な支払いもあります。

今、リーマンショックのような外部の大きな影響から、売上が下がったらどうしますか?

考えただけで恐ろしいことですが、経営者はこうしたリスクを予め考えておくことも必要です。

リーマンショックのとき、ある会社の経営者に「売上が大きく下がっています。賞与を少し減らしませんか」と提案したところ、その経営者の言葉はこうでした。

「会社にあるキャッシュは社員みんなで溜めたものです。このキャッシュがなくなるまで、給与賞与は減らしません」

そうなのです。会社が利益を出してキャッシュを蓄えておくのは、こうした未来の経費のためなのです。
それなのに、業績が良く利益が出てキャッシュが溜まってくると、大切なキャッシュを使ってしまう経営者が多すぎます。
「税金を払うくらいなら、社員に賞与を出そう、車を買おう」という声もよく聞きます。残念ながら節税対策としてそれを提案する会計事務所もあります。

今回は松下幸之助氏の有名な「ダム式経営」のお話しをいたしましょう。

松下氏は「好景気だからといって、流れのままに経営するのではなく、景気が悪くなるときに備えて資金を蓄える。ダムが水を貯め流量を安定させるような経営をすべきだ」と語りました。
しかし、松下氏のダム式経営の講義を聞いていたひとりの経営者が、松下氏にこう言います。

「うちの会社は人も金も汲々としている。松下さんのような大企業はダム式経営ができるかもしれませんが、我々のような小さな会社がダム式経営をできるようにするにはどうすればいいのですか?」

 松下氏はしばらく考えて、こう答えます。

「どうしたらダム式経営ができるようになるのか、方法論は私にもわからない。しかし、そうなりたいと強く思うことが重要だ」

私たちがお客様の会社の利益とキャッシュにこだわる理由もこれです。お客様に安心して経営をして欲しい。
安心して経営できるためには、未来に何があっても耐えることのできるキャッシュがあることです。
お客様の会社のキャッシュが、ダムのように溜まっていくような支援をし続けます。

PROFILE

菱刈 満里子

菱刈 満里子

大学卒業後、大手証券会社、文部科学省研究室秘書等を経験後SMC税理士法人に入社。 会計・税務業務に13年間携わった後、経営計画を中心とした未来経営に軸足を移す。 のべ150社以上の経営計画を作成、経営支援を行っている。

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