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月末に資金をショートさせないために。

2019年07月28日

  • 経営

お客様の話で良く耳にするのが「月末の資金が心配」という声です。
先月の売上が多く、今月末に入金される資金を充てにしている、というケースもよくあります。
いわゆる自転車操業です。私たちが一番望んでいるのは、社長や経理の方にお金の心配をさせないで経営をしてもらいたい、ということです。

そんなことが本当に出来るのか?出来ます!!

毎年それなりに利益を出しているが、何故かいつもキャッシュがない。
税金を支払うお金がないので借入をする。銀行も利益が出ているので、良好な資金繰りとして貸してくれる。
でもまた資金繰りに奔走する・・・。この会社がお金の心配をしなくてよくなるにはどうしたらよいのでしょうか。

借入でもよいので、先ずふんだんに資金を持つことです。
そしてその後は、1年内に返済しなければならない借入金の金額以上の利益を出す計画を立てること、そしてその利益(売上ではありません)を意識して経営をすること。
税金は支払うものとして、別途納税用に積み立てておくこと。

経営の鉄則ですが、やはりこれしかないのです。
計画を立てることで常に未来の着地利益を見ながら経営が出来るので、不安もなくなります。

このお客様は3年かかりました。

でも今は「見たこともないようなお金が通帳に残るようになった」と言ってくれるようになりました。
支援する者にとっても最高の言葉です。
 
月末に資金がショートする会社には別の方法もあります。
それは支払の締日を変更することです。取引先の入金がないと支払いが出来ないというギリギリの資金繰り計画にするのではなく、支払の締日と支払日を先にすることで、入金が確実にあってから余裕を持って支払うことが出来ます。
これは仕入先にお願いすることになりますので慎重にしましょう。

給料の支払日を変更することでも資金繰りが良くなることもあります。
人件費は資金繰りの中でもインパクトの大きいキャッシュです。
実は私たちの会社も、月末に支払う給料日を翌15日に変更したことで、売上から支払までのスパンが長くなり、資金繰りが非常に楽になりました。

ただし従業員の生活がありますので、賞与で家計が潤ったときに実施し、また半年前に告知しておくことで、混乱もまったく起こらず資金繰りを改善できました。
 
資金ショートして銀行で借入が出来たとたん、安心して元の経営に戻ってしまう。
一息ついたので、今まで通りなりゆき経営、どんぶり勘定でやり過ごす。
そしてまた1年後のバンクミーティングで泣きついてくる・・・。

このお客様の支援はやめました。借りてからの努力が何より必須なのです。

PROFILE

菱刈 満里子

菱刈 満里子

大学卒業後、大手証券会社、文部科学省研究室秘書等を経験後SMC税理士法人に入社。 会計・税務業務に13年間携わった後、経営計画を中心とした未来経営に軸足を移す。 のべ150社以上の経営計画を作成、経営支援を行っている。

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