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経営の基本、通帳の残高を増やす方法

無借金より大事なものは手元のキャッシュ

投稿日:2019年11月24日

更新日:2023年01月06日

経営者が知っておくべき「利益とキャッシュの最大化」セミナー

この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。

余裕のある経営にはキャッシュのマネジメントが必要です。
いくら売上が上がっていても、借入返済が大きければキャッシュは貯まりません。或いは売上が伸びて通帳にキャッシュが貯まると、気が大きくなって使ってしまう経営者も多くいます。「毎月の引落額だけを残して残り全額を引き出す!」という資金管理をしている方もいました。これでは通帳の残高は増えないでしょう。

残高が増える条件

個人でも会社でもそうですが、通帳の残高が少なくなる時と、ゆとりが出てくる時があります。
通帳の残高が多いからといって、借入によって増えたものなのか、株式や保険積立金を売却して増えたものなのか、或いは収入(個人なら給与、会社なら事業売上)によって増えたものなのかで、大きく異なります。

借入れに頼らず通帳の残高を増やすには、収入を増やすか支出を減らすかに尽きます。
また売上や利益を追いかけるだけではなく、キャッシュをマネジメントすることも大切です。

  1. 「収入より支出を少なくする」
  2. 「将来出ていく資金をストックする」
  3. 「未来のための資金をストックする」

具体的にはどうすればいいのでしょう。

売掛金の回収や手数料の負担に頭を悩ませている人、必見です。

①「収入より支出を少なくする」

皆さんの会社は、いくら利益を出せば「支出を超える収入」になりますか?
貸借対照表には、その答えとなる分かりやすい科目があります。それが「1年内返済長期借入金」です。流動負債の科目に計上されていない場合は、税理士がこの科目の重要性を理解していないかもしれません。この科目がない場合、私たちは必ず「1年内に返済しなくてはいけない借入金はいくらですか」とお聞きするようにしています。これが目標利益となるからです。

この金額が500万円であれば、500万円以上の当期利益を、2,000万円であれば、それ以上の当期利益を目標にしてもらいます。そうしないと収入より支出が多くなり、通帳残高が増えないからです。

銀行目線で言えば、「当期利益+減価償却費」を返済財源としますが、これを目標にすると、キャッシュが減りはしないものの、あまり貯まることもありません。

あまりにも「1年内返済長期借入金」の金額が大きければ、借り換えをして返済金額を圧縮することも検討します。ポイントは返済期間を長くすることです。早く返済し終えたい、という経営者もいますが、無借金より大事なものは手元のキャッシュなのです。

「支出を少なくする」とは、ケチケチしろということではありません。もちろん会社の利益につながらない経費を削減するのは当然ですが、将来の会社の売上のための経費、例えば人件費、広告宣伝費、研修費等は、使うべき経費だと思います。

ただし、人件費は経費の中でも大きなインパクトを与えてしまうものですから、適正な中でコントロールする必要はあります。(適正とは給与分配率、一人当たり限界利益等で分かります。詳しくはキャッシュを増やす塾にて)
まずはインパクトの大きな支出である原価、人件費、借入金返済額等から見直しましょう。

原価も人件費も借入金返済額も無理・・・と言わずに改善してみてください。
それでもダメなときには「収入を多くする」しかありません。これも簡単なことではありませんが、今のままではマズイと思っている経営者は、すぐに行動すべきです。収入を多くするには、多くすることができるような「道筋」を考えること、つまり「経営計画」を立てることです。

銀行に提出する計画ではありませんよ?収入を多くするようなアクションまで考えた道筋です。

そもそも経営者は常にそれを考えていらっしゃいます。それでもお一人では行き詰ることがある。そんな時に必要なのが、分析力、強制力、経営者と異なる情報を持った第三者ではないでしょうか。そんな第三者を持った経営者が大きく変わっていくのを沢山見てきました。誰でもできると確信しています!

将来出ていく資金をストックする

税金、保険、賞与等は、まとまったお金が出ていくことが予め分かっています。
特に売上が上がってくると、それに伴い消費税や法人税は大きな金額になっていきます。

このお金は最初から無いものとして、毎月別の通帳にストックするか定期積立にしておくのです。
積み立てる金額は、大よその納税額を税理士に聞いて決めます。

サラリーマンだって、所得税や住民税は毎月給料から引かれていますよ?会社が出来ないわけがありません。
中には、せっかく積み立てたお金までアテにして、運転資金に引き出してしまう方もいますが、それでは何も変わりません。なかったお金としてくださいね。
同様に、毎年発生する固定資産税等の税金や年払いの保険もストックしておくと、資金繰りに慌てることがなくなります。

ファクタリングの種類と気になる手数料について

未来のための資金をストックする

文字通り未来のためにお金を貯めておきます。しかも強制的に!

強制的に貯められる方法がありますので、お伝えしましょう。それは定期積金です。

2019年8月11日の記事「定期預金を増やすためには特別なノウハウが必要です」でもご紹介しましたが、残ったお金を定期預金にするのではなく、毎月決まった金額を定期積金にするのです。
しかも1年満期で。

例えば毎月10万円を積み立てると、1年後には120万円になりますね。これに30万円を足して150万円の定期預金にします。これを5年も続ければ、あっという間に750万円も貯まりますよ?
毎月10万円です、これなら出来そうですよね。

最後に

通帳残高が増えるさまざまな方法をお伝えしてきましたが、やはりどんどん貯まっていくのは「良い商品」「良いサービス」を適正な(きちんと利益をとれる)価格で提供し、その商品・サービスが拡大していった会社です。知らないうちに面白いほど貯まっていきます。

経営の基本である「社会のために貢献する」商品・サービスを提供することが、キャッシュが増える一番の方法なのでしょう。

SMC税理士法人では、金融機関OBや税理士をはじめ経験豊富なプロが御社の円滑な 経営改善 をサポートいたします。お電話やお問い合わせフォームから相談可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。

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このコラムの著者 : 菱刈 満里子

大学卒業後、大手証券会社、文部科学省研究室秘書等を経験後SMC税理士法人に入社。 会計・税務業務に13年間携わった後、経営計画を中心とした未来経営に軸足を移す。 のべ150社以上の経営計画を作成、経営支援を行っている。

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