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通帳の残高を増やすには「収入より支出を少なくする」

2019年11月24日

  • 経営

借入れに頼らず通帳の残高を増やすには、収入を増やすか支出を減らすかに尽きます。
また売上や利益を追いかけるだけではなく、キャッシュをマネジメントすることも大切です。

 ①「収入より支出を少なくする」
 ②「将来出ていく資金をストックする」
 ③「未来のための資金をストックする」

具体的にはどうすればいいのでしょう。

①「収入より支出を少なくする」

皆さんの会社は、いくら利益を出せば「支出を超える収入」になりますか?
貸借対照表には、その答えとなる分かりやすい科目があります。それが「1年内返済長期借入金」です。流動負債の科目に計上されていない場合は、税理士がこの科目の重要性を理解していないかもしれません。この科目がない場合、私たちは必ず「1年内に返済しなくてはいけない借入金はいくらですか」とお聞きするようにしています。これが目標利益となるからです。

この金額が500万円であれば、500万円以上の当期利益を、2,000万円であれば、それ以上の当期利益を目標にしてもらいます。そうしないと収入より支出が多くなり、通帳残高が増えないからです。

銀行目線で言えば、「当期利益+減価償却費」を返済財源としますが、これを目標にすると、キャッシュが減りはしないものの、あまり貯まることもありません。

あまりにも「1年内返済長期借入金」の金額が大きければ、借り換えをして返済金額を圧縮することも検討します。ポイントは返済期間を長くすることです。早く返済し終えたい、という経営者もいますが、無借金より大事なものは手元のキャッシュなのです。

「支出を少なくする」とは、ケチケチしろということではありません。もちろん会社の利益につながらない経費を削減するのは当然ですが、将来の会社の売上のための経費、例えば人件費、広告宣伝費、研修費等は、使うべき経費だと思います。

ただし、人件費は経費の中でも大きなインパクトを与えてしまうものですから、適正な中でコントロールする必要はあります。(適正とは給与分配率、一人当たり限界利益等で分かります。詳しくはキャッシュを増やす塾にて)
まずはインパクトの大きな支出である原価、人件費、借入金返済額等から見直しましょう。

原価も人件費も借入金返済額も無理・・・と言わずに改善してみてください。
それでもダメなときには「収入を多くする」しかありません。これも簡単なことではありませんが、今のままではマズイと思っている経営者は、すぐに行動すべきです。収入を多くするには、多くすることができるような「道筋」を考えること、つまり「経営計画」を立てることです。

銀行に提出する計画ではありませんよ?収入を多くするようなアクションまで考えた道筋です。

そもそも経営者は常にそれを考えていらっしゃいます。それでもお一人では行き詰ることがある。そんな時に必要なのが、分析力、強制力、経営者と異なる情報を持った第三者ではないでしょうか。そんな第三者を持った経営者が大きく変わっていくのを沢山見てきました。誰でもできると確信しています!

通帳の残高を増やす方法、②「将来出ていく資金をストックする」、 ③「未来のための資金をストックする」は、次回のコラムでお話しいたしましょう。

PROFILE

菱刈 満里子

菱刈 満里子

大学卒業後、大手証券会社、文部科学省研究室秘書等を経験後SMC税理士法人に入社。 会計・税務業務に13年間携わった後、経営計画を中心とした未来経営に軸足を移す。 のべ150社以上の経営計画を作成、経営支援を行っている。

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