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コロナ渦で中期経営計画と単年度経営計画どちらから作る?

2020年08月02日

  • 経営

新型コロナウィルスの影響で売上が半減し、休業せざるを得なかった企業もあったことでしょう。

そんな状況をなんとか乗り越えながら新しいビジネススタイルを試してはいるが、今期は最終的に赤字決算になってしまうであろう企業も多いのではないでしょうか。
今回は、緊急時に効果的な中期経営計画と単年度経営計画の作成順についてお話します。

平常時の経営計画

例えば9月決算法人の場合。

通常はまず9月中にワクワクする夢目標である「中期経営計画(5ヶ年計画)」を立てます。
そしてその5年後の目標に到達するために、1年目は具体的に何をすれば良いのかを毎月の数値計画に落とし込み、実行可能な高い目標である「単年度計画」を作成します。
中期目標というワクワクする大きな目標があるため、1年目の計画が具体的になります。

よって、中期経営計画 → 単年度経営計画の順番に作成することにしています。

緊急時の経営計画

最近の厳しい現状の中、社長からこんな言葉を聞くことが多くなりました。
「中期経営計画の重要性は分かるが、今5年後をイメージするのはむずかしい。
来期どうなるのか分からないのに、5年後のワクワクする夢目標は考えられません」
まさにその通りだと思います。

今が厳しく先が見えない状況で5年先を見るのは、さすがに難しいと思います。
この場合は、単年度計画から作成するということをお奨めしています。

先が見えず、打つ手も浮かばない状況で売上が下がったとしても、経費を徹底的に削り、今までとは違う売り方や商品を試しながら、なんとか黒字にする。そんな単年度計画を作成します。
実際に単年度計画から作成された社長は、資金が持ち、若干でも利益が出るような計画ができた瞬間に、アフターコロナでも十分に耐えられるビジネスモデルにより大きく成長した5年後のイメージが沸いてきたそうです。

5年後のワクワクするイメージ

厳しい現実で何もイメージできなかった社長の思考が、単年度計画でなんとかやっていける道筋が見えると、その延長線上にある5年後もイメージできるようになることは多くあります。
社長自身が将来のビジョンやイメージを持てなくなると、さらに経営を続けていくのが苦しくなるでしょう。そうならないためにも、単年度経営計画で足元を固め、その上で中期経営計画を作成するという順番で計画を作成し、今を乗り切って欲しいと思います。

PROFILE

浅田 和利

浅田 和利

SMCグループ (株)会計ファクトリー 代表取締役 1968年大阪府生まれのB型 東京・千葉の会計事務所を経て、2008年SMCグループに入社。 先行経営(MAS監査)を通じてお客様の経営支援を行っている。

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