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初めての確定申告!必要書類は?スムーズに申告するには?

2021年11月08日

  • 税務

はじめに

この記事では、「脱サラして今年から事業を開始したんだけど、きちんと確定申告できるか不安。確定申告にはどういった書類が必要なの?」という疑問をお持ちの方や、「今年は副業収入が多かったので確定申告しなければならないが初めてでよくわからない。スムーズに申告するコツはあるの?」という疑問をお持ちの方向けに、
①確定申告の必要書類
②スムーズに確定申告するためのコツ
について解説します。

結論からいうと、それぞれの質問に対する回答は次のとおりです。

確定申告にはどういった書類が必要なの?

事業の収入と経費が分かる書類の他に、各種所得控除の証明書等や源泉徴収票が必要です。

スムーズに申告するコツはあるの?

自分で確定申告する場合、①確定申告スケジュールを把握すること、②領収証等を決まった頻度で帳簿へ転記するよう習慣づけることで、スムーズに申告することができます。
税理士に確定申告を任せる場合、①税理士を早く探し始めること、②原始資料が散逸しないようにすることで、スムーズに申告することができます。

確定申告の必要書類

個人事業主の場合

個人事業主の場合は、次の書類が必要です。

  • 個人事業の収入と経費がわかる書類(帳簿・領収証など
  • (前職が会社員の場合)前職から受領した源泉徴収票(脱サラ初年のみ)
  • 社会保険料控除証明書、生命保険料の控除証明書、地震保険料の控除証明書等
  • 医療費の領収証等、寄附金の受領証(ふるさと納税など)等

個人事業主の場合は勤務先による年末調整がないので、各種控除の数字はすべて自身で控除証明書等から把握する必要があります。また、脱サラ初年の場合で、その年に会社員時代の勤務先から受領した給与や退職金があれば、給与所得の源泉徴収票や退職所得の源泉徴収票も必要です。

年末調整済みの会社員の場合(副業)

年末調整済みの会社員の場合は、次の書類が必要です。

  • 勤務先から受領した給与所得の源泉徴収票
  • 副業の収入と経費がわかる書類(帳簿・領収証など)
  • 医療費の領収証等、寄附金の受領証(ふるさと納税など)

社会保険料控除・生命保険料控除・地震保険料控除・適用2年目以降の住宅ローン控除・小規模企業共済等掛金控除(iDeCo等)は年末調整の対象となるため、会社に提出している場合は給与所得の源泉徴収票に記載された金額を確定申告書に転記すればOKです。

一方、医療費控除、寄附金控除、適用1年目の住宅ローン控除、雑損控除は年末調整の対象とならないため、個人事業主と同じく各種控除の数字を自身で計算する必要があります。

スムーズに申告するためのコツ

自分で確定申告する場合

自分で確定申告する場合のコツは次の2点です。

  • 確定申告のスケジュールを把握する
  • 領収証や請求書を決まった時期に帳簿へ転記する

1点目について、確定申告のスケジュールを事前に把握せず、申告期限直前になって慌てる方は意外に多いです。直前で慌てて申告をすると時間的にも気持ち的にも余裕がなくなり、本業に悪影響を来す可能性もあります。

確定申告は、1月1日から12月31日までの所得について、翌年3月15日までに申告書を提出して行うのが原則です。本業または副業の繁忙期が2月から3月までに来る方は、帳簿だけでも年内にほぼ完成させておくと後がとても楽になります。また、電子申告を行う予定の方は、電子申告をするためいくつかの事前準備(利用者識別番号の取得、マイナンバーカードの取得など)が必要であることもご留意ください。

2点目について、確定申告時期に一年分の帳簿を作ることは、次の理由からおすすめしません。

  • 慌てて作業するケースが多いので、転記漏れや転記ミスが生じうる
  • 作業が停滞する要素が多い(例:受け取ってから1年以上経過した領収証の摘要を思い出す必要がある)

領収証や請求書を決まった頻度(たとえば月に一度)に帳簿へ転記するようにすれば、こういった事象の発生を防ぐことができます。毎月の帳簿付けは面倒ですが、これさえ行えば確定申告作業をかなりスムーズに行うことが可能です。

税理士に依頼する場合

税理士に依頼する場合のコツは次の2点です。

  • 依頼する税理士を可能な限り早めに探し始める
  • 領収証や請求書が散逸しないよう箱などにまとめる

1点目について、一人の税理士が担当できる確定申告件数には限りがあるので、年明けに確定申告業務を依頼しようとしても税理士から断られるケースも多々あります。早い税理士だとその年分の受注をその年の10月や11月に締め切る人もいるため、確定申告を税理士に依頼しようと思った時点ですぐに探し始めることで、税理士探しで疲弊することなく、余裕をもって申告作業を依頼することができます。

2点目について、領収証や請求書などの原始資料が整理されていなかったり、もっと悪いことに散逸したりすると、いかに腕の良い税理士であっても適正な申告書を書き上げるのは困難です。こうした場合、税理士は出来得る限り適正な申告書を作成するため、通常よりも多くの質問を依頼者にするのが一般的です。依頼者にとってはせっかく確定申告作業を税理士に任せたのに質問対応に時間を割かれる結果になってしまいます。こうした事態に陥らないよう、税理士に依頼する場合であっても原始資料をきちんと整理することが、スムーズな申告につながります。

まとめ

以上、確定申告の必要書類とスムーズに確定申告するためのコツについて解説しました。
この記事の結論は次のとおりです。
<確定申告の必要書類>

  • 事業の収入と経費が分かる書類
  • 各種所得控除の証明書等
  • 源泉徴収票等

<スムーズに申告するコツ>
自分で申告する場合

  • 確定申告スケジュールを把握すること
  • 領収証等を決まった頻度で帳簿へ転記するよう習慣づけること

税理士に任せる場合

  • 税理士を早く探し始めること
  • 原始資料が散逸しないようにすること

PROFILE

舩田 卓

1972年愛媛県生まれのA型。 愛媛県立松山商業高校卒業後、東京IT会計専門学校に進学。 在学中に税理士試験を全国最年少20歳で合格。 そのまま専門学校の専任講師となり、税理士試験の受験指導を担当。 22年間務めた講師の道から飛び出しSMC税理士法人に入社。

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