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「税理士が何も提案しない」理由 上手に付き合うコツは?

何も提案しない税理士との付き合い方

投稿日:2022年07月19日

更新日:2023年05月24日

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この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。

「税理士が何も提案してくれない…」
上記の不満を持っている方も多いことでしょう。
この記事では、税理士が何も提案しない理由や税理士と上手に付き合うコツ、税理士を変更する際の注意点などを解説しています。
この記事を読むことで、税理士と上手に付き合うコツが分かるようになり、税理士の変更を検討している方も変更する際の注意点が分かるようになるでしょう。
ぜひとも参考にしていただければ幸いです。

税理士が何も提案しない主な理由4つ

税理士が何も提案しない理由として考えられるのが、下記の4つです。

  • そもそも顧問契約を結んでいない
  • 顧問料が格安
  • 税理士と普段からやり取りしていない
  • 単純に相性が合わない

1つずつ見ていきましょう。

①そもそも顧問契約を結んでいない

税理士が何も提案しない理由として、そもそも顧問契約を結んでいないケースが考えられます。
記帳費用や決算申告の代金だけしか払っていない場合、税理士側は税務顧問サービスを提供する必要がありません。
事前に説明する税理士も少ないため、顧問契約を結んでいると勘違いしてしまうケースは非常に多いです。

税理士もビジネスでやっているため、税務顧問サービスを契約しないと提案はしてくれません。

②顧問料が格安

顧問料が格安だと1社あたりの関与が薄くなり、提案まで手が回らなくなることも多いです。
顧客側は安く契約できるのが利点ですが、そのぶん税理士側は多くの顧客と契約を結ばなくてはなりません。
安くサービスを提供している場合、契約を増やさないと収入が増えないからです。
もちろん、顧問料が格安にもかかわらず、提案をしてくれる税理士もいます。契約時には契約内容、特に提案・務相談の有無を確認しておきましょう。

③税理士と普段からやり取りしていない

税理士と普段からやり取りしていないため、税理士側が提案しにくくなっている、もしくは提案の必要性を感じていないケースもあります。
税理士によっては、自ら提案してこないケースも多いですが、聞いたことにはキチンと答えてくれます。一定の関係性を築いた後は、自ら提案してくるようになるかも知れません。
受け身な税理士は多いため、こちらから聞くことも大切です。

④単純に相性が合わない

提案してこないよくある理由として、単純に相性が合わないことが挙げられます。
考えや価値観が合わないために提案しづらい、または提案しても無意味だと思っている可能性もあるでしょう。
顧客には顧客の考えがあり、税理士には税理士の考えがあるため、ズレたままの状態となっているのです。

仮に税理士が提案をしていたとしても、「役立つ提案をしてくれない…」と勘違いしてしまうこともあります。
こればかりは相性の良い税理士に変更するしかありません。

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税理士と上手に付き合うコツ3選

税理士と上手に付き合うコツは下記の3つです。

  • 普段からやり取りして対等な関係性を築く
  • 期日をキチンと守る
  • 顧問料ではなく人柄を見る

1つずつ見ていきましょう。

①普段からやり取りして対等な関係性を築く

税理士と上手に付き合うコツの1つに、普段からやり取りし、対等な関係性を築くことが挙げられます。
例えば、少しでも不安や気になることを連絡したり、定期的に直接会って話したりと、適度にコミュニケーションを取ることが欠かせません。
また、ビジネスパートナーとして対等な関係性を築くことも大切です。

お互いに信頼感が生まれると、よりコミュニケーションや情報共有が増えることで、税理士からの提案を受けやすくなり、会社の発展にも繋がります。

②期日をキチンと守る

税理士の要求に対して、期日をキチンと守ることも重要です。
期日を守っていないと「ずさんな会社だな…」と思われ、直接のやり取りを避けられるようになります。
また、一度期日を守らなかっただけで、信頼を失うこともあります。
税理士は正確に計算するため、顧客に対してさまざまな依頼をします。
会計や税務の計算方法は複雑で、求められた資料を提出しなければキチンと計算できません。

税理士の依頼には誠実に応えるようにしましょう。

③顧問料ではなく人柄を見る

顧問料にとらわれず、税理士の人柄を見ることも大切です。
「料金が安いからやってくれないだろう…」「高い顧問料を払っているのに動いてくれないのか…」など顧問料視点で考えていると、税理士と良好な関係を築くのは難しいです。
顧問料ではなく人柄で見ると、税理士との付き合い方もなんとなく分かってきます。
もちろん顧問料は大切ですが、視点を人柄に変更するだけで、上手に付き合いやすくなるでしょう。

税理士を選ぶ上で一番大切なポイントは「人」

税理士を選ぶ上で一番重視するべきは「人」です。
料金やサービスはもちろん、自分の希望に合った提案をしてくれるか、普段からやり取りができる人かどうかで決めるのをおすすめします。
結局は、合うかどうかが大切です。
その税理士が自分の希望に合っているか、よく判断してから依頼することを心掛けましょう。

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税理士を変更する際の注意点4つ

どうしても今の税理士と上手に付き合えないのであれば、税理士を変更するのもアリです。
しかし、注意しておきたい点も4つあります。

  • 契約内容は必ず確認する
  • 次の税理士を決めておく
  • 資料を返却してもらう
  • タイミングに気を付ける

1つずつ見ていきましょう。

①契約内容は必ず確認する

税理士を変更する前に、必ず契約書の契約内容を確認しておきましょう。
「解約は1ヶ月前に申し出ること」といった記載があることも。

記載に違反すると、違約金を請求される恐れもあります。
報酬についても、いつまで支払えばいいのかを確認しましょう。

②次の税理士を決めておく

顧問税理士のいない空白期間を作らないためにも、次の税理士は事前に決めておきましょう。
ホームページやブログ、税理士紹介サイトなどで簡単に税理士を探せます。
初回相談は無料の税理士も多いです。
色々な税理士と話してみて判断すると良いでしょう。

③資料を返却してもらう

今の税理士を解約する前には、決算書や仕訳帳・総勘定元帳や領収書など、書類一式を返却してもらいましょう。
税理士には会社のさまざまな重要書類を預けています。
解約手続き後に返却を依頼すると、「返した・返してない」といった事態に発展しかねません。
また、顧問契約が終了した後だと、資料返却に応じてくれない可能性もあります。

④タイミングに気を付ける

税理士との契約を解約する際は、タイミングに気を付けましょう。
会社の決算後や税理士が忙しくない時期など、適切なタイミングで変更することが大切です。
税理士の忙しい時期は、確定申告の時期(2/16~3/15)と3月決算の会社に関わる時期(4月~5月)です。
忙しい時期に解約を申し出ると、書類の返却が後回しにされてしまうことも考えられるので留意しておきましょう。

税理士と上手に付き合う上で一番大切なのは「相性」

この記事では、税理士が何も提案しない理由や税理士と上手に付き合うコツ、税理士を変更する際の注意点などを解説しました。
税理士と上手に付き合う上で、一番大切なのは「相性」です。
結局は人と人との関係になります。
もちろん人の付き合いですから、合う・合わないはあります。
今や税理士も簡単に変えられる時代です。
上手に付き合おうとしても合わないと感じるなら、税理士を変えることも検討してみましょう。

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このコラムの著者 : 舩田 卓

1972年愛媛県生まれのA型。 愛媛県立松山商業高校卒業後、東京IT会計専門学校に進学。 在学中に税理士試験を全国最年少20歳で合格。 そのまま専門学校の専任講師となり、税理士試験の受験指導を担当。 22年間務めた講師の道から飛び出しSMC税理士法人に入社。

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