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工期と人員をうまく調整して外注費を削減

2020年08月09日

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建設業では、キャッシュポイントが沢山ある一方、その機会を損失していることも多く、ちょっと数字で管理してあげるだけで利益が出てきます。

しかもそのことに気がつかないでずっと経営しているのです。利益が多かったときは「儲かる仕事が多かった」、少なければ「建設業界が厳しい」という経営ですね。

建設業の社長は人脈も多く、お人柄もさっぱりしているので、儲かる仕事もそうでない仕事も請けてあげるのです。

請けた仕事で一番かかってしまう経費が下請け業者に支払う外注費です。

この下請けさんがいなければ仕事が出来ないことも多く、本当に頼りになります。ある元請建設会社の方が「ウチがこれだけの仕事が出来るようになったのは、下請けの外注さんの技術が高いから」と言い切るのも頷けます。ですから外注費を値切ることなどありえません。

では、外注費を減らすにはどうしたらいいのでしょうか。あまりにもひどい突貫工事はいけませんが、工程を見直して工期を減らすこと、自社の社員をやりくりして外注の人工を減らすこと、外注費を減らすのではなく適正な見積りで利益を頂くこと(売上に対する外注比率が下がります)でしょうか。

ならば全て自社の社員で行えばよいかというと、そうではありません。外注にお願いするには理由があります。
1. 自社でできない技術がある
2. 自社でやりきれない仕事量を手伝ってもらう
3. 自社で行うより外注に出した方が効率が良い、安価である
ということでしょうか。

まずは、納期までに自社で出来る仕事を外注に頼らないで行う工程を検討しなければいけません。

工期と人員をうまく配置することで、外注費を削減することは可能なのです。

一方、外注に委託して空いた時間で、他の現場を請け負うこともできます。
いずれも現場の作業量と難易度と利益を見ながらの計画が必要なのです。これにより、キャッシュポイントで利益を出せたり、その機会を損失してしまったりという結果につながるのです。

建設業の社長さんの中には、「毎月これくらいの外注を出してあげないと、この人の生活が成り立たないから」という理由でお願いしている方もいます。
本当に気前がいい。きっとその外注さんにいつも助けてもらっているのでしょう。そうであれば、その現場できっちり利益を出し、社員を他の現場へ配置できることを考えなくてはいけません。

受注をしなくてはならない、利益が出るように工程と配置を検討しなければいけない、本当に利益があったのか検証しなければいけない、外注さんとの信頼関係をつないでいかなければいけない、未来の売上を常に作らなければいけない。

建設業の社長は本当に大変なお仕事です。

PROFILE

菱刈 満里子

大学卒業後、大手証券会社、文部科学省研究室秘書等を経験後SMC税理士法人に入社。 会計・税務業務に13年間携わった後、経営計画を中心とした未来経営に軸足を移す。 のべ150社以上の経営計画を作成、経営支援を行っている。

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