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確定申告の期限を過ぎた後に申告はできる?期限後に申告するペナルティについて解説します

2021年09月28日

  • 税務

確定申告の時期になると、頭を悩ませる方も多いのではないでしょうか?
「そもそも確定申告の期間はいつからいつまでなのか?」
「提出期限内に確定申告ができなかった場合、期限を過ぎていたとしても確定申告ってできるの?」
「期限後に申告した場合、ペナルティってあるの?」

今回は確定申告の申告期間について、申告期限後に申告はできるのか、期限後に申告する場合のペナルティについて解説していきます。

確定申告とは

個人事業主やフリーランスの方は、所得税法で定められている通り、毎年期限内に確定申告を行う義務があります。確定申告とは、その年の所得(=1月1日から12月31日までの売上から経費を差し引いた金額)を計算して、翌年の確定申告期間内に税務署に納めるべき所得税額を報告・納税することです。確定申告には提出期限があり、提出期限に合わせてあらかじめ準備しておく必要があります。

確定申告の期限はいつまで?

確定申告の提出期間は、毎年2月16日~3月15日までの1か月間が原則です。2月16日・3月15日が土日祝日にあたる場合は、翌日が期限になります。

確定申告の期限後でも申告はできる?

結論から言うと、確定申告の提出期限を過ぎて提出した場合であっても申告は可能です。提出期限後に申告する場合、原則として5年間であれば遡って申告することが可能です。ただし、「期限後申告」という扱いになり、ペナルティが課せられます。

期限後に確定申告した場合のペナルティ・デメリットとは?

期限内に申告ができなかった場合、ペナルティを課せられることになります。また同時に、期限内に提出していれば適用されていたはずの、税制法上の優遇を受けられなくなるといったデメリットがあります。

期限後申告のペナルティ

1.無申告加算税
期限内に確定申告をしなかったことに対し、納税額に加えて、「無申告加算税」が課せられます。上乗せされる税率は2つに分けられます。

無申告加算税の税率
・税務署から指摘を受ける前に、自主的に期限後申告した場合→納税額の5%
・税務署から指摘を受けた後で期限後申告した場合→納税額のうち50万円までは15%、50万円を超える部分は20%

ただし、申告期限後であっても無申告課税が免除される場合もあります。

<無申告加算税が免除される条件>
1. その期限後申告が、法定申告期限から1月以内に自主的に行われていること。
2.期限内申告をする意思があったと認められる一定の場合に該当すること。なお、一定の場合とは、次の(1)及び(2)のいずれにも該当する場合をいいます。
(1) その期限後申告に係る納付すべき税額の全額を法定納期限(口座振替納付の手続をした場合は期限後申告書を提出した日)までに納付していること。
(2) その期限後申告書を提出した日の前日から起算して5年前までの間に、無申告加算税又は重加算税を課されたことがなく、かつ、期限内申告をする意思があったと認められる場合の無申告加算税の不適用を受けていないこと。
引用:国税庁「No.2024 確定申告を忘れたとき」

2.延滞税
無申告加算税は、期限内に確定申告をしなかったことに対するペナルティです。延滞税は、期限内に納税しなかったことに対する遅延利息にあたるペナルティです。確定申告は申告から納税までを期限内に終える必要があるため、確定申告を正しく期間内に行ったとしても、納税が遅れた場合は延滞税が課されます。納税が遅れた日数に対して延滞税が加算されるため、遅れれば遅れるほど延滞税の割合が高くなるよう設定されています。延滞税の最高割合は年14.6%で、非常に高い延滞税の割合が設定されています。

デメリット:期限後申告では無効になる税制法上の優遇

1.最大65万円控除の青色申告特別控除
青色申告事業者である場合、青色申告の魅力の一つである、最大65万円の青色申告特別控除を受けるためには、期限内の申告が要件となっています。期限内に申告ができず、期限後に申告した場合は控除額が最大10万円まで減額されます。

2.青色申告の承認
2期連続で期限内に確定申告をしなかった場合や無申告だった場合は、2期目以降の青色申告の承認が取り消しになります。青色申告の節税メリットが受けられなくなってしまうため、十分な注意が必要です。

3.純損失の繰戻し還付
青色申告で前年分については黒字の確定申告が済んでいて、本年分が赤字の純損失になってしまった場合は、前年分の黒字に本年分の赤字をあてがい、前年分の税額から還付を受けることができます。この制度を「純損失の繰戻し還付」といいます。青色申告特別控除と同様、この制度に関しても期限内申告が要件となっているため、期限後申告では無効になってしまいます。

まとめ

期限内に確定申告ができず、期限後申告になってしまうと、適用できたはずの特例が受けられなくなる、提出が遅れるほどペナルティが重くなるといった、金銭的なダメージが大きくなります。提出が遅れたからといって、確定申告の提出ができなくなるといったことはありません。忙しくて手が回らず、期限内に提出が間に合わなかった場合でも、今後の金銭的ダメージを軽減するためにも早めの提出を心掛けましょう。
SMC税理士法人では、「期限後申告になってしまい、どうしていいのか分からない」「提出期限を過ぎてしまったが1日でも早く申告したい」といった方向けに期限後の確定申告書作成を行っています。お気軽にお問い合わせください。

PROFILE

舩田 卓

1972年愛媛県生まれのA型。 愛媛県立松山商業高校卒業後、東京IT会計専門学校に進学。 在学中に税理士試験を全国最年少20歳で合格。 そのまま専門学校の専任講師となり、税理士試験の受験指導を担当。 22年間務めた講師の道から飛び出しSMC税理士法人に入社。

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