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キャッシュは会社の命。銀行から融資の種類について解説します。

キャッシュは会社の命。銀行から融資の種類について解説します。

投稿日:2019年06月23日

更新日:2023年03月17日

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会社に必要となる資金としては、原材料や商品の仕入れ代金や給料、水道光熱費、消耗品のような経営を行う上で必要となる運転資金と、設備、資産等の購入や契約時費用のための設備資金の2つがあります。

これらの資金を調達する方法として、経営者の自己資金を会社に入れるか、銀行から融資を受けて資金を調達するかが一般的です。
今回は銀行から融資の種類について説明します。

融資の種類には大きく分けると4つあります。証書貸付、手形貸付、当座貸越、そして割引手形です。
まずは証書貸付と手形貸付についてみていきましょう。

証書貸付

一般的に「しょうがし」と呼ばれるものです。
信用証書により融資を受けるものです。
つまり、金融金額、返済方法、利率等の金融条件を記載した金銭消費貸借契約証書を差し入れて融資を受けます。

銀行は不動産担保を徴収でき、債務者からの弁済を他の債権者よりも先に受け取るという「優先弁済」が可能となるのが特徴です。
3年以上の長期融資となります。設備資金や長期運転資金の際に利用されます。

なお、ビジネスローンというものがありますが、これは便宜上の名称で融資形態としては証書貸付に含まれます。

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手形貸付

一般的に「てがし」と呼ばれるものです。
融資機関を受取人とする手形を差し入れて融資を受けるものです。つまり、手形貸付の振出人は自社本人になるということです。
融資を受ける借主だけが署名・捺印しますので、他の手形債務者がいません。

融資を受ける額と同額を手形に記載して、融資を受け、約束の期日に支払いをします。
また、利息は前払いとなり、融資額から利息を差し引いた額は口座に入金されることになります。
手形貸付は、貸付期間が1年以内の短期貸出に利用されます。

支払期日に返済できない場合には、手形の書き換えを行うことができます。これを一般的に「手形のジャンプ」といいます。

具体的には、新たに銀行にさらに先の支払期日の手形と申込書を作成して銀行に提出し、以前の手形の返還をしてもらいます。これにより支払期日を延ばしてもらうことになります。

銀行から融資の種類、次回は当座貸越と割引手形についてお話ししていきます。
お楽しみに。

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このコラムの著者 : 舩田 卓

1972年愛媛県生まれのA型。 愛媛県立松山商業高校卒業後、東京IT会計専門学校に進学。 在学中に税理士試験を全国最年少20歳で合格。 そのまま専門学校の専任講師となり、税理士試験の受験指導を担当。 22年間務めた講師の道から飛び出しSMC税理士法人に入社。

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