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企業型DC 導入費用の相場|初期コスト・月額維持費・小規模でも元が取れる?

投稿日:2026年06月12日

更新日:2026年06月12日

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この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。

「企業型DCを導入したいが、費用がいくらかかるのかわからない」「小規模な会社でも採算が合うのか」——こうした疑問を持つ中小企業の経営者は少なくありません。SMC税理士法人グループと、企業型DC導入支援を専門とする株式会社日本企業型確定拠出年金センターが連携し、導入費用の相場から費用対効果の試算まで、実務的な視点でわかりやすく解説します。

結論:企業型DCの費用は「初期15〜30万円+月額1〜2万円〜」が相場

企業型DCの導入にかかるコストは、初期費用15〜30万円程度・月額維持費1〜2万円〜(従業員規模によって変動) が一般的な相場です。一方、掛金は全額損金算入(法人税法上の損金)できるため、法人税の節税効果と従業員への福利厚生を同時に実現できます。小規模企業(3〜10名規模)でも、掛金設定や運営管理機関の選択次第で十分に費用を回収できるケースが多くあります。

このセクションのポイント

  • 初期費用の目安は15〜30万円(規約作成・登録手数料等)
  • 月額維持費は従業員1人あたり数百円〜数千円の手数料が積み上がる
  • 掛金は全額損金算入のため、節税効果が費用を大幅に上回ることが多い
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企業型DCにかかるコストの内訳

初期導入費用(規約作成・加入手続き等)

初期費用とは、企業型DC(企業型年金規約)の設計・申請・登録にかかる一時的なコストです。

主な内訳は以下のとおりです。

費目 目安金額
規約作成・コンサルティング費用 5〜20万円
運営管理機関への加入初期手数料 3〜10万円
その他(印刷・説明会準備等) 2〜5万円
合計 約15〜30万円

NDCセンターが提供する「SBIぷらす年金」プランでは、規約設計から申請サポートまでをワンストップで対応しており、初期コストを抑えた設計が可能です。なお、規約の承認申請は厚生労働大臣への届出が必要で、通常2〜3か月の期間がかかります(確定拠出年金法第3条)。

月額維持費(運営管理機関への手数料)

月々の維持費は主に運営管理機関(レコードキーパー)への手数料です。

費目 目安金額(月額)
国民年金基金連合会手数料 加入者1人あたり105円
信託銀行(資産管理手数料) 加入者1人あたり66円前後
運営管理機関(レコードキーパー)手数料 加入者1人あたり200〜500円
合計(1人あたり) 約400〜700円/月

これとは別に、事業主が支払う事業主手数料(プランにより月5,000〜15,000円程度)がかかる場合があります。

従業員数別のコスト目安(3名・10名・30名)

従業員数 初期費用(概算) 月額維持費(概算) 年間維持費(概算)
3名 15〜20万円 6,000〜12,000円 7〜15万円
10名 20〜25万円 12,000〜22,000円 14〜26万円
30名 25〜30万円 27,000〜36,000円 32〜43万円

※上記は目安です。運営管理機関・プランの選択により大きく異なります。

このセクションのポイント

  • 月額維持費は加入者1人あたり400〜700円程度が目安
  • 事業主負担の固定費(月5,000〜15,000円)も確認が必要
  • 従業員が少ないほど1人あたりコストが高くなるため、プラン選択が重要

費用vs節税メリット:小規模企業でも元が取れる?

掛金月額×法人税率で節税額を計算

企業型DCの掛金(事業主拠出分)は、全額が損金算入されます(厚生労働省・国税庁の確認済み)。これは、退職金引当金の積立や生命保険と比べても、税務上の取り扱いが明確で有利な点です。

節税額の試算例

条件 金額
従業員1名あたりの掛金 月3万円(年36万円)
法人税率(中小企業の軽減税率) 約15〜23.2%
掛金に対する年間節税効果(1人) 約5.4万〜8.3万円

従業員3名に月3万円を拠出した場合:

  • 年間掛金合計:108万円
  • 年間節税効果(法人税率23.2%想定):約25万円

この節税効果だけで、年間の維持費(7〜15万円)をカバーできる計算です。

なお、企業型DCの掛金上限は月55,000円(他の企業年金がない場合)です(厚生労働省「確定拠出年金制度の概要」より)。

導入費用の回収期間の目安

初期費用20万円のケース(従業員3名・月3万円の掛金設定):

  • 年間節税効果:約25万円
  • 年間維持費:約10万円
  • 年間純メリット:約15万円
  • 初期費用回収期間:約1年4か月

従業員が多いほど節税効果も大きくなり、回収は早まります。また、掛金設定を高めるほど節税効果が増すため、費用対効果はさらに向上します。

このセクションのポイント

  • 掛金は全額損金算入のため、法人税の節税効果が直接発生する
  • 月3万円×3名の設定で、年間節税額は約25万円(法人税率23.2%の場合)
  • 初期費用の回収は最短1〜2年が目安
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SMC税理士法人からのアドバイス

SMC税理士法人グループでは、クライアント企業の財務・税務状況を把握した上で、企業型DC導入の費用対効果を個別に試算するサポートを行っています。

経営者が今日から動ける3つのステップ

  1. 自社の法人税負担を確認する:顧問税理士(SMC税理士法人)に現在の実効税率を確認する。節税効果の試算の基礎になります。
  2. 掛金額のシミュレーションを依頼する:株式会社日本企業型確定拠出年金センターとの提携により、従業員規模・掛金額別のコストシミュレーションを無料で実施できます。
  3. 規約設計・申請の相談を開始する:株式会社日本企業型確定拠出年金センターは規約設計から厚生労働省への申請まで一貫対応。SMCと株式会社日本企業型確定拠出年金センターが連携することで、税務・年金の両面からサポートします。

株式会社日本企業型確定拠出年金センターは、SBIベネフィット・システムズと共同設計した「SBIぷらす年金」を活用し、中小企業への企業型DC導入を1,300社以上支援してきた実績があります。全国オンライン対応のため、来社不要で手続きを完結できます。

このセクションのポイント

  • SMC税理士法人は税務面、株式会社日本企業型確定拠出年金センターは制度設計・申請面を連携してサポート
  • 費用対効果のシミュレーションは無料で依頼可能
  • 全国オンライン対応のため、地方の企業でも手続きが完結する

出典・参考情報

SMC税理士法人では、金融機関OBや税理士をはじめ経験豊富なプロが御社の円滑な 確定拠出年金導入 をサポートいたします。お電話やお問い合わせフォームから相談可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。

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よくあるご質問

従業員が3名以下でも企業型DCを導入できますか?

はい、従業員数に最低基準はありません。厚生年金保険の適用事業所であれば1名から導入できます。ただし、従業員数が少ないほど1人あたりの固定費割合が高くなるため、掛金設定と維持費のバランスを事前に試算することをお勧めします。

導入後に掛金額を変更することはできますか?

はい、年1回の規約変更手続きにより掛金額を変更できます。事業業績に応じて柔軟に設定できる点も、企業型DCの中小企業向けのメリットのひとつです。

初期費用を抑える方法はありますか?

株式会社日本企業型確定拠出年金センターのような導入支援専門会社を活用することで、規約設計から申請までをまとめて依頼でき、個別に社労士・弁護士に依頼するよりコストを抑えられます。また、「SBIぷらす年金」のような中小企業向けプランでは、月額手数料が抑えられた設計になっています。

導入にかかる期間はどのくらいですか?

規約設計の開始から厚生労働大臣の承認・運用開始まで、通常4〜6か月かかります。早めに動き始めることが重要です。

掛金の税務処理はどのように行いますか?

事業主が拠出した掛金は全額損金算入となります(確定拠出年金法・法人税法上の取り扱い)。税務処理の詳細はSMC税理士法人の担当者にご相談ください。

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このコラムの著者 : 宍戸沙綾

株式会社SMC総研:株式会社日本企業型確定拠出年金センター 企業型DC導入支援グループ
AFP(2級ファイナンシャル・プランニング技能士)/DCプランナー2級 
前職で税理士法人グループの保険代理店に所属し、税務の観点から企業にとっての最適な金融商品の提案を実施。その経験を活かし、現在は企業型確定拠出年金の導入を多数支援。提携先の税理士事務所や大手保険会社との共催セミナーの主催や社内勉強会を実施。経営者の想いに寄り添い、「経営者と従業員の資産最大化」をサポートしている。

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